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初手は冷静に [時事ネタ]

 結局雪は降らなんだ。寒さも、昨日ほど強風が吹いたわけやなかったんで、まだしのげる程度やった。よかったよかった。
 ニュースを見ていたら、例のSTAP細胞は再現でけなんだとか。
 これで小保方さんは完全に嘘つきということになってしもうたんやなあ。
 でもね、私は彼女は嘘をついたとか人をだまそうとしたとかいうような意識はたぶんなかったと思うなあ。彼女自身は「STAP細胞はある」と信じていたんやないか。でけたと、確信していたんやないか。
 ただそれは間違いやった。間違うていたにしても、彼女自身はそれを間違いと認めたくなかったからなんとか証明したかったし、捏造という形にはなったけれど自身は証明できたと確信していたんやないか。
 問題はそういう彼女の「暴走」を共同研究者も理研の幹部も事前に止めることをしなかった、そこにあると思うね。なんで最初に発表する前に今回のような再現実験をきちっとやっておかなんだんか、ということですわ。
 なんにしても一応これで幕は引かれることになるんやろうね。
 別に私は小保方さんを擁護しようとは思わん。証明できてないものをむりやり証明したということは、科学者としてはやっぱり問題のある行動やった。ただ、チェック機能がきちんと働いていたら、こんな大騒ぎにはならなんだやろう。「世紀の大発見」に誰もが冷静さを欠いてしもうた、そこが一番の問題やったんと違うかなあ。
 何事も、初手は大事やということやろうね。初手は冷静に、慎重に。これは「STAP細胞」だけの問題やなく、すべてのことにおいての教訓になるんやないやろうか。

 12月21日(日)は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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