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初めてのショートショート [SF]

 今日は試験監督と採点及び奨学金関係の事務作業に従事。申請に必要な書類がまだそろわない生徒などもいて、準備万端整えつつ、待つしかないのはもどかしい。自分がスムーズに仕事を進めてもどうしようもない部分だけに、これもストレスの原因になりますねえ。
 高井信さんのブログ で、「小さい子どもたちがショートショートに興味を持ってくれるといいなあと思います」と書いてはったのを読んで、さて自分がショートショートに興味を持ったのはいつごろやったかいなと記憶を掘り起こしてみた。
 おそらく、小学5年か6年くらいの時分やったと思うので、今から40年ほど前になりますかね。当時、我が家は「京都新聞」をとっていて、毎週1回、夕刊に「ジュニア」という子ども向けのページがあった。そこに、子ども向けのショートショートが連載されていたのですね。書き手は3名。交代で掲載されていた。
 福島正実、石川喬司、光瀬龍という豪華メンバーでありました。福島さんの作品は少しぞっとするようなSF。石川さんの作品はユーモラスなSF。光瀬さんはなんと謎解きのミステリーやったと記憶しております。この中で、福島さんの作品はのちに秋元文庫というジュニア向けのシリーズで「SFカセット50」というタイトルで一冊にまとまった。高校時代に書店で見つけて即購入し、懐かしさでいっぱいになったのを覚えている。石川さんと光瀬さんの作品は秋元文庫にも入ってなかったし、もしかしたら単行本未収録のままなんと違うかなあ。
 SFの面白さはそれ以前に手塚漫画で刷りこまれていたけれど、SFショートショートの面白さはこの連載で知ったんやと思う。星さんのショートショートに手をのばしたのはその後ですね。クラスの友だちに星ファンの子はいてたけど。
 光瀬さんの謎解きショートショートはともかく、石川さんの作品はもう一度読んでみたいなあ。切り抜いて置いておいてたんやけれど、いつのまにかどこかにいってしもうた。ちゃんと製本して置いておけよ、と40数年前の私に言いたい気分であります。

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