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ブロムシュテットの第九 [音楽]

 大晦日であります。朝から早く目が覚めたので、昨日の深夜に録画したアニメ「ブレイブウィッチーズ」の最終回を見てから、朝食。やはり昨日録画した「プロ野球 戦力外通告の男たち」を見る。毎年見ているけれど、なんとも切ない気分にさせられてしまうなあ。
 昼前に外出。正月の実家への手土産を買いに、これも毎年恒例の阪神百貨店行き。中古CDと古本市は昨日までやった。そういえば去年は30日に買物に行ったんやった。地階で洋菓子の詰め合わせを買い、地下街の喫茶店で「オムライスドリア」なる珍妙なメニューを見つけたので、昼食はそれにする。グラタンのクリームソースの上にオムライスを乗せて、ミートソースをかけたものが出てきた。ドリアと違うように思うがなあ、これ。
 帰宅したらよほど疲れたのか横になりたくてしょうがない。すぐに午睡。夕刻目が覚め、買い物から帰ってきた妻と話をしていたら、甥にあげるお年玉の図書カードを買い忘れていたのを思い出し、近くのショッピングモールに閉店ぎりぎりに入ってなんとか購入。なんか昨日と違いばたばたしているぞ。
 夕食後、これも年末恒例になっているNHKEテレの「N響第九演奏会」を見る(聴く?)。指揮は御年89のヘルベルト・ブロムシュテット。旧東ドイツ時代、ドレスデン・シュターツカペルレを指揮したベートーヴェン交響曲全集があり、愛聴していた。弦を響かせるドレスデンならではの音色に、きびきびとしたテンポが調和したええ全集でした。
 この巨匠が、21世紀のN響にどのような音色を奏でさせるのか。
 N響がドレスデン・シュターツカペルレになった! 金管や声楽を抑え、弦と木管を豊に響かせ、しぶい音色を奏でている。テンポはあくまできびきびと、しかし高らかに歓喜を歌いあげるのではなく、音そのものに語らせるというのか。去年のヤルヴィの演奏とテンポの速さではそう変わらんのやろうけれど、決して無味乾燥になってへん。こういう演奏ができる指揮者はもういてへんようになったなあ。名演、とまでは言わんけれど、ブロムシュテット健在なりと感じさせる好演でありました。
 さて、今年もテレビ東京の「ジルヴェスター・コンサート」を見ながら新年を迎えることにしよう。
 今年もだらだらした日記におつきあいいただきありがとうございました。今年は例年以上に愚痴っぽい、文字通りの「ぼやき日記」になってしまいましたが、来年はもう少しぼやき芸を磨いて愚痴っぽくならんようにしたいものであります。
 みなさま、よいお年をお迎えください。

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歳末バレンタイン [日常生活]

 今日は一日寝たり読書したり。年の瀬なのにこんなにのんびりしていていいのか。
 よう考えたら、私の子どもの頃は家で重箱をつめたり、餅つき機を買うた時は餅をまるめたりと正月を迎える手順というのがあったけれど、初老の夫婦二人の所帯ではそこまでして迎春の準備はせんでもええもんなあ。
 それに、正月というと昔はたいていの店が閉まっていたから、年末に必要なものはちゃんと買い物をしておかんとあかんかったけれど、今はコンビニやスーパーは元日も営業したりしている。気ぜわしくないのはそういうところにもあるんやないか。
 今日買い物に出た妻が言う。「ダイソーなんか、お正月どころかチョコレートの関係のものを前に出してたよ」。正月を飛び越えて聖バレンタインの日に心は飛んでいるんでありますね。
 というわけで、夜もテレビを友として過ごしたりする。まあ明日は年末恒例になっている、正月の手土産の買い物に行く予定なんで、また阪神百貨店の古本市を冷やかしたり中古CDを物色したりして歳末気分を味わうとするか。

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まとわりつく接客 [日常生活]

 朝から年賀状の宛名書き。残り全部を書いてしまい、昼食後に投函に行く。これで近畿圏の方たちについては元日には着くと思う。そこから書店にまわって書店へ。相撲の雑誌を買う。年内発売の雑誌はこれで終わりかな。
 コートが傷んできたんで、正月からきるものをと思い、まずはユニクロに。ダウンパーカーばかりでコートはなし。仕方がないので、その近くにある「A山」に行く。私はあまりこの店には行きたくなかったのですね。というのも、接客がいやらしい。「ちょっと見てから呼びます」と言うても食らいついたら離さん。やれ会員カードを作れのTポイントカードの残高を使えのとおせっかい極まりない。おなじ吊るしの洋服屋でも「A木」はそこらあたりの距離感をうまくとる。しかも品物がええのは「A木」の方なのですね。原チャリで出かけてたら、迷わずひと駅くらい離れている「A木」に行ってたんやけれど、ユニクロですますつもりやったんで歩いていったわけです。わざわざ家に戻って原チャリに乗るのも面倒。しかも昨日に続いて今日もけっこう寒い。軽い運動も兼ねて歩いていったのがあだになったか。
 店員にまとわりつかれながらも、なんとかこれならええかというものを購入し、帰宅。なんか気疲れしてすぐに午睡。というわけで読書は進まず。
 とりあえず年賀状とコート購入の懸案は済ませたんで、あとは正月の手土産を買いに梅田に行くくらいかなあ。大晦日に行くことにするか。
 キャリー・フィッシャー、デビー・レイノルズ親子、根津甚八と訃報が続く。デビー・レイノルズは「雨に唄えば」くらいしか印象にないけれど、可愛い新人役でジーン・ケリーやドナルド・オコナーに食らいついていてええ感じやったなあ。キャリー・フィッシャーというたらレイア姫やけれど、ちっともお姫様に見えなんだ。根津甚八は「黄金の日々」の石川五右衛門や「太平記」の新田義貞など大河ドラマでの渋い演技がよかった。謹んで哀悼の意を表します。

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その女アレックス [読書全般]

 今日は朝から年賀状の宛名書き。予定の半分くらいを書き、昼過ぎに投函。残りは明日。うまくいけばほとんどが元日に間に合うんやないかな。家から一番近い郵便局は本局なんで、投函したらすぐに仕分けしてもらえるので。ただ、外に出たらものすごく寒かった。京都や滋賀は雪やったそうな。明日も宛名書きをして全部出してしまう予定なんやけれど、今日みたいに寒くならんといてほしいですね。
 帰宅してから午睡。夕刻起きて読書。ピエール・ルメートル「その女アレックス」(文春文庫)読了。ちょっとえぐいサスペンス・ミステリ。書店に行くと必ず平積みにしてあって、気になっていたのです。海外ミステリはこれまで古典的な本格ミステリばかり読んできた。現代ミステリなんてめったに読まんのですけどね。倒叙ミステリみたいに殺人シーンがこれでもかこれでもかと出てくる。しかもどついて気絶させておいて硫酸をむりやり呑ませるというやり口。そういうの苦手という人にはお薦めでけんのです。読後感もすかっとしないけれど、読んでいる間は「どうなんねん、どうなんねん」と二転三転する展開で一気に読ませる。好みかというと、どうかなあ。でも、展開のスリリングなところとか、どうにもやりきれない結末とか、唸らされる作品であることは確かですね。

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おじやと雑炊 [日常生活]

 今日は私の仕事納め。早朝、強い雨の中を出勤するのは辛かった。特に最寄駅の手前あたりで豪雨。足下から跳ね返る雨でズボンの裾はぐっしょり。お山の学校に着いたころにはかなり弱くなっていたけれど、出勤だけでへとへと。午前中にはなんとか最低限これだけはすませておこうという仕事ができたんで、午後からは休暇をとって帰宅。
 燃え尽きたわけやないけれど、緊張の糸が切れたか帰路の電車では眠くてだるくて読書する気にもなれず。帰宅後、すぐに午睡。これでずいぶん楽になった。
 妻も私も腹具合がいま一つすぐれないので、夕食はお腹にやさしいものにしようという話になる。「おじやなんかどう?」「そこまでひどくないしなあ」というわけで、キャベツの煮込み風スープで夕食。
 話のついでに「おじやと雑炊はどう違うんやろう」という話になった。雑炊というと、鍋の残りにご飯を入れて炊いたり、ありものを適当にご飯に混ぜて煮込んだりする印象があるけれど、おじやは最初からちゃんと具を考えて作る料理という気がする。おじやの方が雑炊よりちょっと上品という感じかな。
 では、「三笠とどら焼きはどう違う?」てな話になる。こちらは、「三笠の方がどら焼きよりも皮も餡もきめ細かく茶菓子という感じやけれど、どら焼きはもう少し大雑把で子どものおやつみたいな感じかな」という結論に。
 ほんまのところはいったいどうやねんやろう。

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漫才刑事 [読書全般]

 朝から腹具合がいま一つ。冷えたかな。腹にくる風邪かなと思い改源を服用して出勤。でも、腹にはきかなんだ。毎日ビフィズス菌飲料を飲んでいて、腹具合はだいたい安定しているんやけれど、あかん。帰宅後、妻も腹具合がようないと言う。二人してノロわれたかな。ノロというほどピーピーやないねんけどね。
 仕事はまずまず。年明けに向けた準備を着々と行う。寒いからとストーブをがんがんたくと温もり過ぎて汗ばむ。ストーブの火を弱めると、少し寒くなり、汗が冷える。体温調節が難しいのです。ぼっち部屋で迎える冬は初めてなんで、加減がわからんのですね。
 田中啓文「漫才刑事」(実業之日本文庫)を読了。なんか今月は横溝正史と田中啓文ばかり読んでいるような気がする。刑事をしながら身分を隠して漫才師もするという主人公が、難事件を解決するというミステリ。著者があとがきにも書いているように主人公の設定にちょっと無理がある。「笑酔亭梅寿」シリーズはかなりいれこんで書いているように感じられたけれど、こちらはそこまでいってへん感じですね。落語に対する思い入れと漫才に対する思い入れの差があるのかな。とはいえ、背景となる大阪の漫才の事情などはきっちりと調べて書いてはるので、主人公の設定が無理でも不思議に説得力はある。まあ実業之日本社はこと文芸作品については読みやすい軽めのものを出しているという傾向は昔からあるので、レーベルには合うたほどよい軽さというところかなあ。
 明日は私の仕事納め。仕事部屋の掃除などもせんならんなあ。

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口紅にミステリー [読書全般]

 三連休の最終日。昨日の夜には年賀状のデザインもすませる。印刷は明日からかな。明日は出勤。午睡して臨むつもりで布団にもぐったけれど、さすがに昨日までの2日間でしっかり睡眠をとったんで、早々に目覚める。読書をしたり、妻といっしょにテレビを友としたりする。
 横溝正史「女王蜂」(角川文庫)読了。これはこの前「たちよみの会」の時に新たに買うたもの。中学時代に買うた「八つ墓村」や「犬神家の一族」とちがい、文字のポイントが大きくて読みやすい。これ、市川崑監督の映画は劇場公開時に見てるのですね。なんでわざわざ行ったかというと、母が見に行きたいと言うのでお供したのです。中井貴恵さんのデビュー作でありました。犯人役を……これはマナーに反するから伏せておこう。「犬神家の一族」、「悪魔の手毬唄」、「獄門島」で犯人役を演じた3人の女優さんが共演するというのでも話題になった。口紅のCMともタイアップしていて「口紅にミステリー」なんてコピーがちょっとばかり流行ったなあ。たぶん当時の私は映画で見てあまりおもしろなかったんやろうね。原作を読もうとせなんだんです。
 でも、今読んだらどうかなあと思い、勢いついている間に読んだろうと思うたんですね。
 犯人が誰かというのは映画で見た時の記憶が残っていた。で、この小説は「意外な犯人」というおもしろさで読ませるものやった。あららら、これはまずかった。せめて犯人が誰ということを忘れるくらい記憶がぼやけてたらよかったのになあ。
 というわけで、年の瀬というのにぐうたら過ごした3連休でありました。体調はいくぶんよくなったので、明日からの仕事はなんとかなりそうですね。

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ケーキは決めてから買おう [季節ネタ]

 今日はクリスマス・イヴ。録画した深夜アニメを見たり午睡したりしてから、ケーキを買いに駅前に。ケーキ屋に入り、おいしそうなものを選ぶ。とはいえクリスマス・イヴやとふだんよりケーキの種類が少なめなんで、わりとすんなり決まる。私の前に注文している人が「ザッハとクリスマスプリンと」と注文したので、よし自分の番と「えーと、ザッハと……」と注文しはじめたら店員さんに「もう少しお待ちください」といわれてしもうた。前のお客さん、まだ注文しきってなんだのですね。ちゃんと考えてから注文してよ、と思うけれど、後に並んでいる者がいてることとかあまり考えたりしないタイプの人なんでしょうねえ。私の後ろにもみっちりとお客さんは並んでいるんやから、私なんか決まってなんだら決まるまでに「お先にどうぞ」と順番を譲ったりするんやけれど。
 いらいらするほどには待たされず、私と妻の分のケーキを買い、帰宅。
 夜は鳥料理とケーキ。BGMにバーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニック演奏のクリスマス・アルバムをかけ、少しだけムードを作る。クリスマスプレゼントに、妻からはウルトラ怪獣のスタンプをもらう。「よくできました」とダダの絵の横に書いてあったりするようなもので、さっそく年明けにはプリントに使用しましょう。
 私から妻にはコミックスを何冊か。森薫「シャーリー 2」と施川ユウキ「バーナード嬢、曰く」全3巻を贈る。誕生日にはブルーレイをはりこんだんで、クリスマスはちょっと控え目に、というところ。
 というわけで、今年も例年通りの穏やかなクリスマス・イヴを過ごせたのでありました。

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火の用心 [日常生活]

 朝はいつもより心持遅いくらいに起床。朝食後、いつもなら職場についているくらいの時間にまた布団にもぐりこむ。昼過ぎに起きてきて昼食。テレビを友としてずっと過ごすつもりやったけれど、何本か録画した番組を見たら眠くなり、午睡。夕刻目が覚めて、わかった。
 おそらく風邪ひきかなんかで今週はどこかで休まんともたなんだんやろう。それでも気力でなんとか乗り切って、今日はその気力が切れたんでこんなに寝られたんやろうなあ、と。
 道理で仕事が思うようにはかどらなんだわけです。歳も歳やし、あまり無理したらあかんね。
 新潟で大火災。空気が乾燥していたので延焼がひどかったらしい。私も職場ではガスストーブをつけて仕事をしたりしてるし、喫煙もするので、気をつけんならんなあと、その被害の激しさをテレビで見ながら思う。新潟には大学時代の友人もいてるけれど、被害のあったところとは離れているので大丈夫やとは思うけれど、少し心配。
 年賀状の図案を作ったりしながら、今年もこうやってなんとかそういうことが無事できることが幸せなことやと、ちょっとしんみりした気分になるなあ。

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通勤暁を覚えず [日常生活]

 今日の大阪の最高気温は21度。4月上旬並みの暖かさやそうです。体がすっかり冬仕様になっているのに、この仕打ち。一日中、体が重い、眠い。冬至やというのに、困ったことです。春眠暁を覚えずというけれど、体は睡眠を欲しているのに、暁より前に起き、出勤してるんやから。地下鉄に乗っている間に夜明けです。通勤暁を覚えずでありますね。夕刻、退出時には本降り。低気圧のせいでよけいに体が重いのですかね。けっこう強く振ったけれど、11時頃にはあがっていた。
 本日で年内の授業は終了。明日から冬休み。むろん、週明けに私は仕事に行くのですが。
 田中啓文「鍋奉行犯科帳 風雲大坂城」(集英社文庫)読了。将軍家斉上洛という話が持ち上がり、饗応のための料理を東西の奉行が競う表題作よりも、僧侶の盗賊団や偽物の鍋奉行が現れて大捕物をする「偽鍋奉行登場!」が面白い。ミステリ仕立てで、しかも鍋奉行の破天荒ぶりも堪能できる。解説は小林泰三さん。「鍋奉行犯科帳」シリーズしか知らん読者に、懇切丁寧に作者の多才ぶりを紹介している。作品内容にもう少し触れてもよかったんでは、なんて解説のレビューをしてどうする。
 というわけで、だるいし眠いし早いとこ寝ることにします。お休みなさい。

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