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ふるさと納税の返礼 [時事ネタ]

 ふるさと納税の返礼が、自治体によっては豪華すぎると批判されてもいるけれど、それによって税収が増えるということや、地元の名産品のアピールになることを考えたら、それはそれでええんやないかと思う。各自治体がそれだけ知恵を絞りなんとかしようと努力していると見ることもできるしね。
 で、私の住まう大阪府ではどういう返礼をしているのか。全く関心がなかったんで、気にもとめてなんだ。今日の朝日新聞の夕刊に、府の税金の使い方について職員から意見を募ったという記事を見て驚いた。なんと、大阪府はふるさと納税の返礼は特産品でも名物でもなんでもなく「松井大阪府知事からの感謝状」なんやて!
 そんなんもろうて嬉しいか。橋下徹府知事なら喜ぶ人もいてるかもしれんけれど。
 各地方が知恵を絞って財源確保の努力をしているというのに、わが大阪府は何をやっておるのか。それで万博誘致の何のとは恐れ入りました。職員からはNMB48のグッズや特産品に変えてはという意見が出たそうやけれど、それ以外にも上方落語協会やよしもと、松竹芸能と組んで芸人さんのグッズやDVDというのもありやろうし、大阪在住の作家さんのサイン本というのもいけるやろうし、文楽や歌舞伎などのグッズを開発してもよかろう。
 前府知事時代から、マスコミが飛びつきそうなことはやっても実は地道な政策はやってこなんだというそういうのがこの返礼にあらわれているように思うなあ。大阪の魅力を世界に発信するどころか、国内に発信することすらできてへんのやないやろうか。それよりも大阪の魅力とは何かということについてしっかりと考えてきたんかという気がする。
 府知事の感謝状。
 子どもも嗤う大阪、になってますなあ、みごとに。

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