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口紅にミステリー [読書全般]

 三連休の最終日。昨日の夜には年賀状のデザインもすませる。印刷は明日からかな。明日は出勤。午睡して臨むつもりで布団にもぐったけれど、さすがに昨日までの2日間でしっかり睡眠をとったんで、早々に目覚める。読書をしたり、妻といっしょにテレビを友としたりする。
 横溝正史「女王蜂」(角川文庫)読了。これはこの前「たちよみの会」の時に新たに買うたもの。中学時代に買うた「八つ墓村」や「犬神家の一族」とちがい、文字のポイントが大きくて読みやすい。これ、市川崑監督の映画は劇場公開時に見てるのですね。なんでわざわざ行ったかというと、母が見に行きたいと言うのでお供したのです。中井貴恵さんのデビュー作でありました。犯人役を……これはマナーに反するから伏せておこう。「犬神家の一族」、「悪魔の手毬唄」、「獄門島」で犯人役を演じた3人の女優さんが共演するというのでも話題になった。口紅のCMともタイアップしていて「口紅にミステリー」なんてコピーがちょっとばかり流行ったなあ。たぶん当時の私は映画で見てあまりおもしろなかったんやろうね。原作を読もうとせなんだんです。
 でも、今読んだらどうかなあと思い、勢いついている間に読んだろうと思うたんですね。
 犯人が誰かというのは映画で見た時の記憶が残っていた。で、この小説は「意外な犯人」というおもしろさで読ませるものやった。あららら、これはまずかった。せめて犯人が誰ということを忘れるくらい記憶がぼやけてたらよかったのになあ。
 というわけで、年の瀬というのにぐうたら過ごした3連休でありました。体調はいくぶんよくなったので、明日からの仕事はなんとかなりそうですね。

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