SSブログ

贔屓の引き倒し [新聞]

 今日は妖精さんのせいでお山の学校は全面休校。そうでなかったら、インターンシップの生徒たちの前期最後の実習日やったのに。なんか尻切れトンボみたいな形で終わってしもうた。昨日から今日にかけて、実習先に連絡を取ったり問い合わせに答えたり。
 午前中から午後にかけて事務作業。時間を取らんとでけん作業があり、それがでけたのはまあええとしても、そんな仕事は別に今日でなくてもできるわけで、やはりせいとたちに実習に行かせたかったなあ。
 仕事が途切れたので、コロナ休校の場合教員は休んでもよしということになっているので、定時より1時間ほど早く退出。
 帰宅して読書をしたりしてからサンテレビでナイター中継を見る。ジャイアンツ戦の直後は気が抜けて大敗することが多いけれど、今日はその典型的な例で惨敗。明日は切り替えてくれることでしょう。
 各紙の社説の保存をしていたら、産経新聞の社説(主張)を読んでちょっと笑い、そして本気でこんなことを書いているかと思うと寒気がしてきた。
 要旨は「パラリンピックを開催してよかった」というものなんやけれど、産経の論説委員はこう書く。
“野党や多くのメディア、閣内からまで中止論が噴出する中で開催の判断が揺るがなかったのは、いい意味での首相の愚直さによるところが大きかった。” “菅氏の名は、東京五輪・パラリンピックを成功させた首相として記憶されるだろう。”
 まず大きな間違いがある。パラリンピック開催の主体は実行委員会で、愚直に大会を開催したのは橋本委員長やないのか。あるいは開催地の自治体の長、小池都知事やないのか。ガースー総理は主催者でもなんでもないんと違うのか。そして、ガースー総理の名前は新型コロナウィルス感染症対策に失敗した首相、広島の平和祈念式典のあいさつで肝心なページを飛ばして読んだ首相などとして記憶されるやろうということ。
 産経の論説委員がしんぞう前総理やガースー総理を支持するのは別にかまわん。言論の自由は守られなあかん。そやけどな、いくら贔屓にしているからというて、事実をねじ曲げるのは、あかん。五輪大会の強行はガースー総理にも責任はあるやろうけれど、まるで彼一人の決断で大会が行われ、彼のおかげで大会をテレビなどで見た人たちが感動したかのような書き方は贔屓の引き倒し以外の何物でもない。こんなほめ方をしたことで、ますますガースー総理の評価が下がることに気がつかなんだのかな。
 産経はしょっちゅう朝日の記者をうそつき呼ばわりするけれど、どっちもどっちと思うが、如何。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感