時代遅れの男

　朝から微熱。それでも風邪薬を飲んで出勤。今日は来客との約束があったり、先週の体育祭準備で１週分授業が飛んでいたりするので、無理がきく範囲で仕事をせねばならんのだ。１日、気力で乗り切る。来客が予定時刻より遅れてきたため、少しだけ残業。へろへろになって帰宅し、録画しておいた相撲を見る。追っかけ再生でプロ野球を見るが、放送時間延長はないので、そこからネットにつないで「ニコニコ生中継」を見ようとしたら、定員オーバーで入れず、いつものようにradikoで中継を聞く。「ニコニコ生中継」はタイムシフト録画をしていたので、視聴可能時刻に接続したら、フラッシュの最新バージョンをインストールしないと見られんと言うてきた。ええい、インストールしている間に日記を書こう。
　ネット中継は便利やなあと思うていたけれど、常に利用してなんだら、おいてけぼりになるんやなあ。時代遅れの男になってしもうたわい。またひとつ学んだよ。さて、日記を更新してから「ニコニコ生中継」に接続してゴメスの決勝ホームランを見るのだ！
　うーむ、決勝ホームランだけやったらスポーツニュースでもかまわんか。何のために視聴予約したんだか。

ネット中継が頼り

　今日からプロ野球は交流戦。われらがタイガースは好調バファローズと対戦。テレビ中継の始まる午後７時までにぼこぼこに打たれてしまい、期待の中継ぎ若手投手陣も秋山、二神ともに打ちまくられて１２失点。ここまでスタートがひどいと、逆に明日から開き直ることができると信じたい。
　球場は京セラドーム大阪。大阪市内は雨風ともきつく、ドーム球場やなかったら雨中断、あるいは中止になっていたか。そんなもん最初からドームやとわかってるからぼやいても仕方ないな。
　テレビ中継は、パ・リーグ主催試合は、大阪の各放送局は（京セラドームは別として）普段契約してへんところばかりやから、いつものように完全中継とはいかん。相撲を見て野球を見て……というパターンを取れないのは辛いところ。まあ、ＢＳでも中継する場合もあるし、贅沢は言うてはいられません。まあいつもこの時期とシーズンの終わりごろになると「ＣＳに加入しとけばよかったかな」なんて思うのでありますが、よう考えたら、有料でネット中継したりしてるやんか。それを活用するもよし。特にパ・リーグはネット中継をしっかりとしているからな。
　仕事の疲れを癒す楽しみですもんねえ。

私の「倫理」授業

　愛すれどTigers「メッセンジャー、甲子園でバッキー以来の３連続完封」を更新しました。

　昨日はゆっくり目に帰宅したあと相撲と野球を見るということをしたため、かなり夜更かし。今朝は通常通り早起きをしたので、いささか寝不足であります。それでも授業はテンションをあげて楽しくわかりやすい「倫理」をいたしました。いや、自分ではそのつもりやけれど、もともと「倫理」てな科目、古今東西の思想のエッセンスを教えるというもともと小難しい授業でありますからね。月曜の朝からはきつかろうなあ。
　アウグスティヌスの「三位一体論」やとかトマス・アクィナスの「スコラ哲学」なんて説明するこちらも四苦八苦しているのに、生徒たちは理解してくれているんやろうか。とにかく原始キリスト教が新プラトン主義やアリストテレス哲学などの要素を取り入れて変質していったということだけでもわかってくれたらそれでええわ。キリスト教の教義を教える授業ではなく、さまざまな思想のコアを紹介して比較させ、「人間いかに生きるべきか」なんて人によってみんな違うのよということをわかっていただき、卒業後の人生の参考にしていただいたらそれでよいのですからね。
　教師によっては哲学の深遠さを理解させたいと真剣に考える人もいてるんやろうけれど、高校生にそこまで要求するのはちょっと大変ですよ。かというて用語だけ意味もわからずつめこむというようなのも面白くない。そやから「倫理」の教師としては私はちょっと異端かもしれませんな。でも、自分が面白いと思うて授業せなんだら、生徒はついてきてはくれんよ。いやほんまに。

魁傑の死

　本日は「たちよみ」例会。２ヶ月ぶりに常連Ｍさんが来てくれて、ミステリの話などあれやこれや。夕食まで話は続き、いつもよりゆっくり目に帰宅。昼間に録画しておいた大相撲とプロ野球の中継を見る。
　大相撲元大関の魁傑さん（日本相撲協会前理事長、放駒親方）の訃報に接する。死因は不明。ゴルフをしている最中に倒れ、不帰の人となったという。享年６６。
　若い頃は腰高でもろ差しにこだわり相撲が小さくなることもあり、解説の玉の海梅吉さんに「魁傑は未解決」などと言われていた。そやけど、初優勝した場所で横綱北の湖を押し出しに破り、翌場所も好成績で大関に昇進。輪島、北の湖の両横綱に対し、貴ノ花、魁傑の両大関が挑むという図式になった。ただ、大関昇進後は故障に泣かされ１年ちょっとで陥落。当時公傷制度があったので、一場所休んでも陥落しないですんだんやけれど、「休場は試合放棄」と最後まで勝ち越しを目指して取り切り陥落した。そこでついたニックネームが「クリーン魁傑」。これは一切八百長に参加してへんという意味合いもあったんやなかろうか。星の貸し借りに頼らず、正々堂々と負け越した潔さが、かえって好感をもたれたということやろう。
　大関陥落後、平幕まで下がりながら２度目の優勝を飾ると、再び大関昇進に向け快進撃を続け、若三杉（のちの二代目若乃花）と同時に大関昇進。大関の特権で陥落の翌場所１０勝したら再昇格できるというルールがあるけれど、この場合は協会からの使者はなし。再大関を決めた力士では非常にまれな２度も協会からの昇進の使者を迎えた。この時の挨拶の前に「大関の名を汚さぬようにと言いたいけれど、俺は一度汚しちゃってるもんなあ」と恥ずかしそうに笑っていたのが印象に残る。
　引退後は放駒部屋を創設し、横綱大乃国を育てた。しかし、一番大変やったのは、八百長騒動などの中で理事長に就任したことやろう。「膿を出し切る」と、大量の十両力士に引退勧告をした。現役時代も、親方になっても八百長に一切関わらなかったからこそ理事長に選ばれ、あの苦境の中、必死で協会を支えようとしたんやろうと思う。
　やり方の是非を問う声があれこれ出たけれど、放駒親方が悪者になってもなんとか世間に対してきっちりとかたをつけようとしたことだけは間違いない。誠実さゆえにひかされた貧乏くじということになるか。
　そやから、定年退職後、ＮＨＫから退職記念に相撲中継の解説を依頼された時にも、それを固辞している。多くの力士を切り捨てざるを得なんだ、その力士たちのことを考えると、とてもテレビ出演などでけなんだんやろうなあ。
　定年して１年ほどでの急死。理事長職について必死で八百長問題や年寄株問題に取り組み、命を削ったんやないやろうか。
　魁傑さんは、文字通り相撲協会の恩人やないかと思う。現役時代の雄姿とともに、理事長としての功績もたたえたい。
　謹んで哀悼の意を表します。

思い出の優勝シーン

　今日は完全休養日。朝はゆっくり。たまっていた録画を見てから、昼食後少し午睡。午後２時には起きて、復旧なったradikoでプロ野球中継を聞く。午後３時からはテレビ中継が始まったのでそちらに切り替え。
　テレビでは、データ放送による投票で、もう一度見たい優勝シーンの投票を受け付けていた。「８５年優勝」「８５年日本一」「０３年優勝」「０５年優勝」の４つから選ぶというもの。関テレもいろいろ考えるものですなあ。
　私ならどれを選ぶかというと、「８５年優勝」やなあ。生きているうちに胴上げなんか見られへんと思うていたのに、いきなり真弓弘田バース掛布岡田佐野平田木戸の新ダイナマイト打線大爆発で優勝した。優勝決定のシーンはテレビで見た。泣いたねえ。監督が吉田さんというのもよかった。ちなみにウィニングボールを手にした渡真利さんは、福岡ダイエーホークス、審判員を経て現在阪神演芸でグランド整備の仕事にたずさわってはります。
　で、投票結果は僅差で「０５年」優勝。金本がウィニングボールをつかんだシーンが印象に残ってる人が多かったのかな。で、アナウンサーはちょっと意外そうに「０３年じゃないんですね」と言うていた。確かに嬉しかったけど、試合終了即胴上げ、ではなかったからなあ。「金本さんがウィニングボールをつかんだ試合でしたね」と解説の田尾さんに振ったけど、田尾さんは「記憶にないなあ」。当たり前です。田尾さんはその年、創設されたばかりの東北楽天ゴールデンイーグルスの初代監督として悪戦苦闘してはったからね。タイガースの胴上げシーンなんて見られるわけがない。逆にもう一人の解説の片岡さんはよう覚えてはった。当たり前です。メンバーの一人としてベンチ入りしてたんやから。忘れるはずがない。
　私はこの手の投票に参加したことがない。なんでかというたら、ＨＤＤレコーダーに録画したのを追っかけ再生で見ることが多いからであります。今日も試合の途中に一服つけたりしても見逃しがないように、録画して追っかけ再生で見ていたので、投票はしてへんのでした。

　明日５月１８日（日）は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

琴欧洲親方の真情

　実に体育祭日和の好天。真夏日であります。汗をかきかき疲れ切った体で気力を振り絞ってテンションを最大にあげてお仕事。放課後はもう搾りかすみたいなもんです。よう無事に帰宅できたもんや。
　帰宅して録画しておいた相撲を見る。解説は引退したばかりの琴欧洲親方。お相手は私の大好きな吉田賢アナウンサー。聞きにくいことようなことでも絶妙の間で質問。
「悔いは残ってませんか？」
「膝の怪我さえなければ、と思ったことはないですか？」
　酷な質問やけれど、自然な流れで聞くから、琴欧洲親方も素直に真情を吐露する。
　ブルガリアでも相撲を取っていたので、かなり自信を持っていたけれど、「ブルガリアの相撲は相撲じゃないんですね」と親方。吉田アナウンサーはすかさず、「ブルガリアでは相撲は純粋なスポーツだけれど、日本の相撲はそうではないということですか」と絶妙な「通訳」をする。「そうですね」と親方は感慨をこめたような肯定。
　アナウンス部で意図してこの組み合わせにしたのか、偶然ローテーションでまわってきたのかわからないけれど、非常にええ放送やった。
　まあ、吉田さんでなくても、藤井さんや三瓶さんでもええ放送になったやろうなあとは思うけどね。でも、吉田さんやないとでけん、そんな印象が残りましたね。

　５月１８日（日）は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

希望的観測と雨中の体育祭

　朝起きたら雨は上がり、薄日もさしていた。そやけどテレビの天気予報では午後には断続的に雨が降るという。それに対して明日は好天。夜のうちにまとまった雨も降っているし、グラウンドの状態もあまりよくなかろう。体育祭は金曜に延期になるんと違うかな。そんなことを考えていた。
　今朝も熱っぽかったけれど、鼻の調子は悪くはない。昨日一日休養を取れば、今日は授業数も少ないし、なんとかしのげるやろう。そう考えて出勤する。
　読みは外れた。体育祭は予定通り実施、とのこと。うわうわうわ、まいったなあ。午前中は雨こそ降らなんだけれど、本部テントの下にいたら、風が吹きこんできて寒いくらい。ウインドブレーカーを取りに職員室に戻ったくらいであります。午後からはかなり強い雨が降る。ここらで競技を中止して早く切り上げるかな、なんて甘いことを考えていたら、「断続的」な降雨でありまして、やめるか続けるかというところであがるのですよ。で、競技を始めると降り始める。結局雨の中、最後までやりましたよ。機材についた泥を落としながら、早くお家に帰りたいようと体が叫んでいた。そやけど、雨での延期を見越して残していた仕事を今日のうちにやっておかんならん。早くお家に帰してえという体の叫びを無視して教材作成をして、切りのいいところで退勤。
　というわけで、かなり無理をしたせいか、帰宅時には昨日の朝以上にへろへろになっておりました。希望的観測で動いてはいかんということですなあ。でも、人間というのは自分に都合のええ方にええ方にと物事を考えるものなんでありますってばよ。

　５月１８日（日）は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

妻のひと押し

　朝から熱っぽく、体温を測ると微熱。鼻がぐずつく。体が重い。でも気力で乗り切ればなんとかなると思うていた。ただ、毎朝ルーティーンでしていることで細々と失敗。例えば下着を後ろ前に着てしまうとか、そういうたぐいのこと。
　体は行きたくないと主張する。でも気持ちは行かねばと鼓舞する。せめぎ合う。出がけに妻にそのことを話すと、「大きな失敗を防ぐためにも、休んだ方がいい。あなたがいなくても仕事場はまわる」と背中を押してもらえた。悩むということは、行かない方がいいということ。文句なく行けるなら、悩むことにはならないだろう、とも。
　妻は毎日私の姿を見ている。私も同様。そやから、普段と違うとてきめんにその状況が分かる。その妻が言うんやから、間違いなかろう。妻がいてくれてよかった。
　職場に欠勤を告げ、関係の同僚に仕事についてメールを送る。そして寝た。
　一度昼食を取りに起きた時を除き、夕刻まで寝た。熱と鼻はなんとか楽になったかな。私の話しぶりから、妻も元気になったと言うてくれた。
　夜は相撲と野球を楽しむ。確かに元気は出たみたい。明日はぼちぼちと肩に力を入れずに仕事をしよう。おそらく、雨のため体育祭は金曜に延期になるやろうしね。

　５月１８日（日）は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

Radikoの変調

　今日はしんどかったので早く帰りたかったけれど、明日の体育祭予行の準備のために少しばかり残ることになった。ところが、臨時の会議が入ったりなんやかんやで結局準備をする時間が取れず、かなりゆっくりめの帰宅となった。
　相撲も見たい。野球も見たい。野球中継の延長があるから、まずは相撲を見る。夕食時は相撲を見るのをやめて野球を追っかけ再生で見て、食後は野球を見るのを中断して相撲をすべて見てしまい、そのあと野球を途中から追っかけ再生で見るという、かなり変則的な視聴を行う。
　野球中継の延長はテレビ大阪のため午後１０時まで。試合は延長戦になったので、延長時間内に収まりきらず。ラジオに切り替える。ラジオというても、パソコンを立ち上げてradikoのサイトで聞くのであります。このほうが電波障害に悩まされずにすむ。
　ところが、朝日放送のサイトからradikoのサイトにいくと、なぜかラジオ放送に切り替わらない。サイトの画面をよくよく見ると「MIYAZAKI」と表示してある。ラジオ番組表も宮崎の放送局のものになっている。
　なんと可聴地域の設定がおかしくなっているのであります。どうかして変えようとしても、大阪にかわらへん。あきらめて普通のラジオで試合の続きを聞く。とはいえ、このままでは不便で仕方ない。radikoにメールして問い合わせることにした。明日には返事がもらえると思うけれど、それも待ち切れず、検索してみたら、「ヤフー知恵袋」で横浜在住の人が「静岡に可聴地域が変更されていて困っている」と私と全く同じ変調を訴えていた。一応回答している人がいて、その通りしてみようと思うけれど、どうやったら変更できるのか、結局わからずじまい。
　有料で全国エリアのラジオを聞くことができるサービスを始めたことが変調の原因らしいことはわかった。つまり、聞きたかったら金払えという意地悪……ではないか。
　試合はタイガースがサヨナラ負けするし、仕事の疲れとも相まって、もうぐだぐだであります。

　５月１８日（日）は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

天気とはケンカせずに

　愛すれどTigers「メッセンジャー、完封で連敗止める」を更新しました。

　今朝は日の出から薄日が差し、天気予報で午後から雨などと言うているのは嘘と違うかと思うたくらい。そやけど出勤途上に西の空を見たら、薄暗い雲が忍び寄ってきている。私の自宅は西側に窓がないからそういうのは全く見えないのですね。
　というわけで、午後からパラパラときたかと思うと、帰宅時には本降り。天気予報というのは当たるもんやねえ。なんてことを素人が言うてたら気象予報士の方たちに失礼やね。
　まあ、今日の天気くらいは別によろしい。問題は週間予報が昨日と変わって木曜日の体育祭の日に雨が降るという予報になっている。水曜木曜と続けてぐつくみたいなんで、グラウンドの状態も考えに合わせたら、予備日の金曜も開催は微妙か。土日をまたいで月曜ということになると、かなり予定が狂うてくるなあ。
　すでに沖縄は梅雨入りしている。今週は梅雨の走りということらしいけれど、具合の悪い時に先走りしてくれることであるよ。今は前線のやってくるのが遅れて金曜に雨がずれるよう願うのみであります。桂枝雀師匠の「日和ちがい」のマクラ「進化論」やないけれど、人間の歴史などへでもないくらい長い歴史を誇るお天気とだけはケンカしても勝てんわなあ。

　５月１８日（日）は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。