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天神橋筋商店街踏破 [教育]

 今日は「街づくり」の授業で、天神橋筋商店街へフィールドワークに行った。私は天六から先に歩いて天一までざっと見て、生徒たちが日本一長い商店街を調査し終えるのを南森町で待った。
 さすがに長い商店街やねえ。確か一度踏破して見たことはあったけれど、その時は何の予備知識もなく歩いたので見落としたところが多かったけれど、今回は授業のためにいろいろな文献にあたっていたりしたので、天神橋筋の六丁目から一丁目までの各商店街がそれぞれに活性化のためにどのような工夫をしているかを見つけることができた。
 ひとつあげると、天二商店街にある銀行の前。地下鉄の駅の入り口のそばなので、放置自転車に悩まされていたようなんやけれど、関西大学の協力を得て出したアイデアが、銀行前の放置自転車の多かった空間に箱型のベンチをコの字型に置いてお客の休憩場所としていた。なるほど、これなら自転車は置きにくい、というか置かれへん。常に誰かが座っているし、人通りも少なからずあるので、置くことがでけんようになっている。ベンチスペースの横には喫煙コーナーを設け、喫煙者は座れはしないけれど、一服つけられるようになっている。これもありがたいこと。
 これなら長い長い商店街でもうまく休憩をとりながら買物ができるので集客効果もあるやろう。ベンチに座った見知らぬ人同士がコミュニケーションをとることもあるかもしれん。
 ふだんほとんど歩かん私が一気に30分以上の商店街踏破なんてしたもんやからかなり疲れたけれど、いろいろと考えるヒントを与えてもろうて、ええフィールドワークになったんと違うかな。もっとも、生徒たちがそういうような工夫に気づいているか、そこまではまだわからんのやけれど、少しでも気づいてもらいたいものです。