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タイブレークと敬遠 [プロ野球]

 朝食を取りながら、昨夜録画した「タイガーマスクW」を見ようとしてたら、アニメのあとにあるほんまもんの「ワールドプロレスリング」だけしか録画してなんだ。先週もそうやった。なんでかというと、プロ野球WBCの中継が長引いて番組の時間がずれ、時間調整のために「タイガーマスクW」をカットしているのですね。ほんまもんのプロレスを見ながら食事する趣味はないので、かわりにアニメ「スクールガールズストライク」を見ながら食べましたが、楽しみにしている番組が2週続けて飛んでしまうのはさみしいなあ。
 それでも、時間短縮のために「タイブレーク」というシステムを使うて決着をつけたらしい。スポーツ紙で知ったんやけれどね。
 これは、延長戦に入ったら、ランナー2人を置いてその回を始めるというもので、これでタイムリーが出やすくなり、早く決着がつくというシステム。おもろないなあと思うけれど、野球はサッカーなどと違うて時間制やないので、こういうことでもせんといつまでたっても終わらんのですね。9回で打ち切ってドローにし、得失点差で順位を決めるという方が私はまだ納得できるんやけれど。
 今シーズンから米大リーグがスピードアップのために取り入れるのが敬遠四球の省略。敬遠するよと球審に伝えたら、投手は一球も投げることなく自動的に打者に四球が与えられるというもの。確かに効率的かもしれんけれど、あのキャッチャーが立ちあがって外させている間にもドラマがあるんやで。新庄剛志選手がかつて敬遠球を打ってサヨナラヒットを放ったこともあった。小林繁投手が敬遠のために大きく球を外して投げたら外れ過ぎて若菜嘉晴捕手が受け損ねて暴投となり、サヨナラ負けした試合もあった。首位打者争いをしている田尾安志選手が敬遠のボール球に対してわざと空振りして見せた試合もあった。古くは阪急ブレーブスのダリル・スペンサー選手がが敬遠ばかりされるのでバットを上下逆に持って打席に立ったという。
 敬遠している投手に向かって、スタンドのファンが「よーわむし、よーわむし」とコールする。4球投げている間の打者の表情。じりじりしながら待つ次打者の心境。もろもろ含めてすべてドラマ。
 野球とベースボールの違い、なのかなあ。あの無駄のように思える時間にけっこう意味があると私なんか思うたりするんやけれど。
 最近は捕手が立たないで普通にボール球を投げさせるケースもある。こういう場合、途中で勝負に切り替えたりもできる。そこらあたりの駆け引きの妙が見られなくなる。
 米大リーグの真似をしたがるNPBは追随するのかな。できたらタイブレークと敬遠申告についてはやめていただきたいものです。

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