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経産省の「関西弁」 [時事ネタ]

 今日は急ぎの仕事はなく、会議資料の印刷や来年度に向けての準備などをゆっくりと行う。帰宅してからは録画しておいた相撲を見たり、日曜に録画した大河ドラマを見たり。稀勢の里は危なげなく3連勝。今のところ一番安定している感じやけれど、15日間は長い。これまでの横綱たちも新横綱の場所は出だしは好調でも途中で息切れすることが多かった。果たして稀勢の里はどうかな。
 この日記を毎日読んでくれてはる方はご存じのとおり、関西弁風に書いている。これは自分の思うた事を自然に伝えるにはどうしたらええのかということを考えてこのようにしている。ただ、話し言葉をそのまま文章にしたら関西以外の地方の方にはわかりにくい言い回しも多いと思うんで、あくまで「関西弁風」なのです。
 黒川博行さんの文庫解説を読んでいたら、黒川さんも大阪弁のセリフはかなり苦労してはるみたいやね。かなりガラの悪い大阪弁が頻出するけれど、大阪以外では通用しない言い回しなどはうまいこと避けてはる。
 そこらあたり、経産省のお役人にはわからなんだんやろうなあ。万博の開催意義を説明するための最終報告書に「関西弁バージョン」を作ったらしいんやけれど、この「関西弁」、あまりにもひどすぎる。
 以下、産経新聞のサイトより引用。
“万博の意義を説明する項目では、日本の予防医療技術の高さを取り上げ、「よその国は日本の課題や対策の成果をパクりながら対策を考えていけるっちゅうわけや」とも記載していた”
“報告書案の冒頭には、内容について「こんな言い方せーへんとか、細かいこと言わんといてな。とにかく大目にみてくれると助かるわ」との断り書きが入り、英語表記の後ろに「横文字苦手やけどな」と付記した部分もあった”
 これを書いたお役人、かなり程度の低いお人やないかと思われるね。ケンカを売ってるんかというような書きようやもんな。どこで「関西弁」を覚えたんか知らんけれど、大切なことを話すときにこんな言葉遣いはしませんよ、ほんま。
 米朝落語全集でも読んで、ちゃんとした「関西弁」を勉強してほしいものです。私は大阪で仕事をするにあたり、京都弁やと柔らかすぎるんで米朝落語で大阪弁を勉強してしゃべり方を変えたりしたんですわ。大阪の塾に勤め始めた時に、小学生から「おかま」とか言われてショックを受けましてん。
 大阪府の幹部が「バカにしている」と怒ったそうやけど、たぶん深層心理ではほんまにバカにしてるのが、表に出たんやないかと思うね。

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