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日本史でたどるニッポン [読書全般]

 お山の学校は晴れていたけれど、強風のため屋外に出ると体温ごともってかれそうになる。
 午前中で今日予定されていた入試関係の業務はほぼ終了。午後は親睦会の会計の仕事や奨学金関係の仕事をして定時に退出。帰宅後は妻とアニメ 「異世界かるてっと2」などを見てから夕食。
 総理は「多数の方が集まる全国的なスポーツ、文化イベント等は大規模な感染リスクがある。今後2週間は中止、延期、規模縮小の対応を取るよう要請する」と言うたそうやけれど、いきなりそんなことを言われても困る団体もあるやろう。サッカーのJリーグは予定されていた試合を延期することを決め、プロ野球のオープン戦は多くは無観客で試合だけを行うそうな。で、大相撲春場所は延期というわけにいかんので、力士や親方など相撲協会の関係者にコロナウィルスに感染した者がいたら中止するらしい。あるいは無観客でやるとか。最悪の場合は中止にするとか。3月1日にははっきり答えを出すという。うーむ、年に一度の楽しみが奪われてしまうのは辛いなあ。でも体育館にぎっしり人が入っている状況というのはよろしくないし。せっかく13日目のチケットが取れたのに、生で見られん、あるいは中止というのは殺生ですよ。中止になるとしたら八百長問題で揺れた年以来。あの時も春場所やった。もし中止にするんやったら、夏場所を大阪でやってほしいなあ。国技館は年3回もやるんやから。関西のファンが本場所を見られるのは年に1度だけなんやからね。さてどうなるのか。
 本郷和人「日本史でたどるニッポン」(ちくまプリマー新書)読了。今の日本の形、そしてこれからの形を予測するためにも日本史をきちっと見直そうという本。教科書でははっきりと書かれてへん大和朝廷の支配の範囲やとか、鎌倉幕府の統治の範囲やとか、室町幕府がなんで京都に幕府を開いたかとか、日本史のキモをわかりやすく記述してある。本書のおかげでこれまで引っかかっていたことなどけっこう得心がいったりした。自分の高校時代にこういう本があったらもう少し日本史の成績はよくなったかもしれん。関係ないか。細かく詳しい本を読みつつ、本書のように俯瞰で歴史をとらえたものを読むと、バランスが取れてちょうどええんやないやろうか。著者は磯田道史と並んで引っ張りだこの歴史学者やけれど、その理由がようわかった。中高生向けというても、さすがプリマー新書、単なるわかりやすい解説書に終わってへんぞ。

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