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ユリイカの米朝特集 [演芸]

 朝のニュースで今いくよさんの訃報に接し、帰宅したら妻から元宮川左近ショーの暁照夫さんの訃報を知らされる。いろいろ書きたいことがあるが、それは明日に。
 今日は午後から勤務校と連携している中学校へ「出前授業」をしに行く。転勤者がやることに決まっているらしい。スポーツ紙の一面の記事を使うた「メディア・リテラシー」の授業をする。バス、電車を乗り継ぎ、炎天下を歩いて中学校へ。帰りの電車もけっこう距離があったので、車内でしっかり本が読めた。
 今日読んだのは昨日買うた「ユリイカ」。桂米朝特集号でありまして、いろいろな人が米朝師についた書いたり語ったりしている。私にとっての目玉は「月亭可朝インタビュー」と「上岡龍太郎インタビュー」。一番弟子ながら米朝師とは距離を置いていた可朝師の、独自の視点から語られる米朝像は刺激的やった。米朝落語を上方落語の本命とは決して認めない可朝師が、それでも自分が口演する落語は米朝そのままであると客観的に評するあたり、可朝師の米朝師に対する複雑な思いが垣間見えた。
 リタイアした上岡さんがこういうインタビューで出てくるのは、米朝師に心酔していたからのようで、弟子入りまで考えながら別の道を歩むことになったことへのこれもまた複雑な思いがにじみ出てくる興味深いもの。ここでは上岡さんとの関わりで、立川談志師と米朝師との関係などが語られ、非常に興味深かった。
 それ以外にも乙部順子さんによる小松左京さんと米朝師の交友など、興味深い読み物がどっさり。高かったけれど、それだけの値打ちはあったね。
 帰宅したらもうへとへと。軽く仮眠して、ナイター中継を追っかけ再生で見る。試合はテンポよく進み、1-0というロースコアで非常に早く試合終了。野球の試合は3時間までに終わっていただくのが好ましいですね。

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