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貴乃花親方退職! [大相撲]

 愛すれどTigers「超積極野球で二軍優勝」を更新しました。

 思い切ったなあ、貴乃花親方。相撲協会がすべての部屋はどこかの一門に所属しなければならないというけったいなことを決めたため、貴乃花親方は退職届を出して抵抗。まさか協会も貴乃花親方がそこまで思い切ったことをするとは予想してへんだんやないかな。横綱日馬富士関の引退も式守伊之助親方の辞職もあっさりと受理したのに、今回は保留している。
 まあこのまま貴乃花親方退職、部屋解体となれば、これはもう協会の失態ですわな。そこまで追い詰める気ではなく、貴乃花親方をなんとか協会内部にとりこもうとしたんやろうけれど、どこまで親方が協会改革の意志を強く持っていたか理解してなんだんやろうなあ。
 阿武松親方はじめもと貴乃花一門の部屋が二所ノ関一門に所属することになったのも貴乃花親方を追い詰める一因となったか。貴乃花親方は阿武松一門が立ちあがることを期待してたんやないかな。
 さて、協会はどうするか。貴乃花親方をここで切って捨てたら、協会に改革の意思なしと見られるやろうし、相撲ファンからの非難の声も強く上がってくるやろう。過去、高田川部屋のように無所属のまま親方が理事をつとめた前例もあるし、すべての部屋がどこかの一門に所属せんならんということに何の根拠もない。一門というのは師匠から弟子へとのつながりなどでできたものであって、本来は派閥的なもんやなかったはず。今回、立浪部屋が出羽海一門に入ることになったけれど、本来は時津風一門の系統の部屋のはず。
 これはちょっと簡単に解決する問題やないな。今後の協会の対応に注目、ですねえ。
 岡篠名桜「浪花ふらふら謎草紙」(集英社文庫)読了。江戸末期の大坂を舞台に、旅館に捨てられてそこの娘として育った花歩が、自分を捨てた父の残した風景画の場所をさがして大坂の町をふらふら歩く。そんな彼女がいろいろな事件に巻き込まれる様子を描いたもの。著者はコバルト文庫出身。それだけに、他の時代小説とは趣が違い、派手な立ち回りも捕物帳的な要素もあまりない。そこをおもしろいと感じるか刺激が足りないと感じるか。私は非常にユニークな時代小説やなあと思いながら読んだ。シリーズはもう完結していて、一応全部そろえているので、ぼつぼつ読み進めていきたい。大坂が舞台の時代小説、少しずつ増えてきたんやなあ。

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