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上方らくごの舞台裏 [読書全般]

 今日から年末年始のお休みに入りました。朝はゆっくり寝たろうと思うていたけれど、尿意のために中途半端に早起きしてしまい、ままよ、と「西郷どん」のたまっていたのを一気に滞貨解消。さすがに朝食後眠くなってきたんで寝たいところやったけれど、ヤクルトレディが来るというのでそれまでは「西郷どん」を見ながら起きていた。10時半ごろに来はったので、「ミルミル」を受け取って、それから寝る。妻も調子があまりよくないようで、なかなか起きてこられない。午後に起きて、かなり遅くに昼食をとり、しばらく読書。疲れがなかなかとれてへんなあと思い、夕刻から午睡。起こされたのは10時をまわっておりまして、そこから夕食。一日の生活リズムがかなりおかしくなってしもうた。
 夜に寝る時間で調節するか。でも、寝られるかなあ。なかなか寝つかれへんのやないかと危惧しております。
 小佐田定雄「上方らくごの舞台裏」(ちくま新書)読了。「米朝らくごの舞台裏」「枝雀らくごの舞台裏」に続き、六代目松鶴、五代目文枝、三代目春團治といった大師匠や文紅、先代文我、先代春蝶、吉朝、先代歌之助など物故した落語家さんたちの落語を、演題紹介にからめて説明する。
 読んでいるだけで三代目春團治の洗練されたしぐさや五代目文枝の華やかな高座などが思い浮かんできて、手元にあるDVDで確認したくなったけれど、午睡し過ぎてできませんでした。ああ、なんというゆとりのなさよ。それでも前任校では毎年必ずこういった名人たちの落語を生徒に見せてて、いっしょに自分もおさらいしてたんやなあと懐かしく思うた。
 小佐田さんの落語と落語家に対する愛着が胸を打つほどわかる。ああ、私はここまでにはなられなんだなあという、いささか後悔にも似た感情をもともない……。
 時間を作って繁盛亭に行きたいなあと、読了後に思うた事しきり。
 落語、特に上方落語を一度も見たことがないという方にはお薦めできません。六代目がどうした三代目が何だと言われてもわからんやろうから、せめて一席でも見て「予習」せんとあかん本です。

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