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眉村卓の死 [追悼]

 今日は完全休養日。しかも「仮面ライダー」などはスポーツ中継のためお休み。昨夜録画した深夜アニメを見てから、朝のうちに午睡。昼過ぎに起きてきて昼食をとり、食後はかきものを少々。夕刻、以前録画しておいた映画「デューン砂の惑星」を見る。実は初めて見たんやけれど、ストーリーを追うだけでいっぱいいっぱいという感じでそれほど面白くなかった。夕食後は大河ドラマ「いだてん」を見たりしてから、パソコンを立ち上げてかきものの続き。午前中の午睡でかなり疲れは取れたかな。父が本日退院と妹から連絡。心配が少しだけ減った。
 SF作家眉村卓さんの訃報に接する。享年85。死因は誤嚥性肺炎。また日本SF第一世代作家が一人鬼籍に。筒井康隆さんがお元気そうなのは何よりやけれど、私たちの世代が子ども時代にSFに接するきっかけを作ってくれた方たちが少しずつ亡くなっていかはるのはなんとも寂しい。
 私は眉村さんとはSF大会でごあいさつを交わした程度。とてもお話できる存在やなかったけれど、一SFファンとしては、数多くのジュヴナイルSFを書いてくれはったおかげで、SFが自分の血肉になっ行ったという意味では、ほんまに大きな存在やったと思う。「ねらわれた学園」や「まぼろしのペンフレンド」、「なぞの転校生」などでまず眉村SFに接したことになる。もちろんそれらを原作としたNHKの「少年ドラマシリーズ」も大きかったわけやけれど。「司政官」シリーズはちょっととっつきにくかったけれど、「わがパキーネ」みたいな短編に味わいがあって、それはここ で書いた傑作集の感想を読んでいただきたい。
 幕張でのSF大会の時やったか、受付で手続きをしてはる眉村さんを見て妻が「あ、眉村さん」とつい名前を呼んでしまい、それが耳に届いて律義にあいさつを返してくれはって、恐縮したことなどを思い出す。私らのような一ファンにもそういう物腰で接してくれはる方やったんやなあ。
 なんかいろいろ浮かんでくるけれど、まとまらん。ついに眉村さんまで……という喪失感、みたいなものかな。
 父とほとんど歳が変わらんのですよね。それだけにいろいろと考えるところはあるね。
 謹んで哀悼の意を表します。

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