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だれかに話したくなる相撲のはなし [読書全般]

 今日は2年を除いて校外学習。2年は短縮授業で修学旅行の「結団式」。日曜には出発するそうな。というわけで、授業はなし。教材作成などをし、特に会議などもないので午後から休暇をとって早退。どうも風邪ひきがなかなか治らず寒いだるい眠い。管理職も「休める時に休みをとってください」と年休消化を勧めてくれたので、午後から早退。
 帰宅してすぐ午睡。やっぱり調子悪いんですなあ。爆睡する。
 夕刻起きてきて録画した相撲中継を見る。幕下ではもと大関の照ノ富士が3連勝。このまま一気にいけば来場所は十両に戻れるかもしれんぞ。顔つきに自信が戻ってきた。十両は勢が6連勝。この調子やと来場所は幕内に戻れるね、きっと。で、幕内は1敗で並んでいた炎鵬や正代、佐田の海ら、朝乃山らが次々と敗れ、1敗同士の取り組みでは白鵬が明生を瞬殺。というわけで、1日で白鵬だけが1敗でトップに立つということになってしもうた。高安は妙義龍相手に全く相撲にならず、解説の北の富士さんに「休場して怪我を治し、来場所10勝して大関復帰を目指せばいい」といわれる始末。貴景勝も玉鷲に押し出され、御嶽海は気力が感じられず連敗。これはもう白鵬独走かな。みんなしっかりせえよとテレビの前で歯ぎしり。夜はサンテレビ「熱血! タイガース党」を見る。秋季キャンプレポートで、山本昌臨時コーチへのインタビューなど。昌さん、このままタイガースのコーチにならへんか? ドラゴンズから話がないなら、いただいちゃいましょうよ。今から唾つけとこうや、ねえ矢野監督。
 十枝慶二「だれかに話したくなる相撲のはなし」(海竜社)読了。著者は長年相撲雑誌の編集長をつとめ、現在は「相撲」誌の手さばき執筆などで活躍中のベテラン編集者。相撲の歴史から現在の角界への提言などをコンパクトにまとめている。私の知っていることもあるし、初めて知ったこともある。例えば女性を土俵にあげんようになった理由は、不浄やからとかそういう理由やなく、江戸時代にあった「女相撲」を明治になって外国人が「女性が裸体で組み合うのは野蛮」というので禁止した名残であるとか。そやからわんぱく相撲大会で女の子が国技館の土俵に上がってもかまわんという提言もしている。物言いがついた時の協議で勝負審判が土俵上にタブレットを持ちこんで自分たちの目でビデオを確認できるようにしてみてはという提言など、相撲協会が常に革新的なアイデアを実施してきたという「伝統」にのっとってのものなので、説得力がある。また、稀勢の里が横綱にふさわしい力士であると著者は考えているけれど、その理由も明確にしていたり、三賞選考に関する提言なども私らファンの思いを代弁してくれていたり。長年大相撲報道に携わってきた著者ならではという一冊。こういう本を「相撲」誌を発行しているベースボールマガジン社ではなく実用書をなどを出している小出版社が刊行したというのはちょっと不思議ではあるんやけれどね。相撲ファンならぜひ手元に置いておきたい好著であります。

 11月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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