SSブログ

死の猟犬 [読書全般]

 大相撲小言場所「~令和元年九州場所展望~御嶽海、連覇で大関昇進なるか~~」 を更新しました。

 今日は土曜日やけれど、授業公開と学校説明会のため出勤日。土曜日の出勤は前にも書いたけれどバスや電車のダイヤが平日と違うので、リズムを作りにくい。ここのところ体調も今ひとつなんで、午後からの学校説明会に役割分担があたってへんこともあり、午前の授業ひとコマをしっかりやり、午後は休みをとって早退。
 帰宅後、午睡。2時間ほど寝ると少しすっきり。夕刻は内科に行って鼻ポンプのデータ解析と血圧の診療をしてもらう。薬を処方してもらい、帰宅。帰宅後は妻とテレビ三昧。明日はゆっくり休んで、移動した本などの整理と再移動などをしようかな。
 アガサ・クリスティー/小倉多加志・訳「死の猟犬」(早川クリスティー文庫)読了。以前読んだ創元推理文庫の「世界推理短編傑作集」でクリスティーの短編が非常に面白かったので、「幻想怪奇をテーマにした異色短編集」という内容紹介にひかれて読んでみることにした。短編ミステリみたいな進行の仕方をするも、謎解きの醍醐味はなく、かというてオカルト小説としての出来も不十分。純然たるミステリである「検察側の証人」を除き、「快事件の犯人は幽霊でした」的な今読むとかなり安直なパターンのものが多く、どっちつかずという印象ばかり残ってしもうた。クリスティーとしては初期の作品集なので、自分の作風を確立させるためにあれこれと試していたのかもしれんな。で、オカルト小説に見切りをつけてミステリに専念していこうというような感じやったのかもしれん。私のようなクリスティーに思い入れのない読み手にはちょっときつかった。クリスティーのコアな読者やないと楽しめんのかもしれんなあ。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ: