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白銀の墟 弦の月三 [読書全般]

 今日は月例の京都の医者行き。ほんまは来週の予定なんやけれど、祝日のため1週くりあげとなった。朝から昨夜録画した深夜アニメを見、少し仮眠してから出かける。診療のあと薬を受け取り、その足で母の見舞いに。いよいよ来週頭には退院が決まり、何度も何度も「家に帰れるよ、よかったねえ」と声かけ。当初は3週間くらいで退院という予定が、父の入院もあり2ヶ月半の長期にわたった。それだけに母以上にこちらもほっとする。毎週見舞いに行くのが少し負担になりつつあったのです。それでも寂しがる母を何とか励ましたくて通っていただけに、退院できるようになったのは母にとっても私にとっても嬉しいことであります。
 帰宅後、午睡。夕刻起きてきて録画した相撲中継を見る。十両では勢に土。幕内では高安と御嶽海が連敗を止めた。白鵬は今日も危なげなく、この調子で後半戦も安定した相撲をとりそう。ほんまは白鵬を脅かす存在にならなあかん大関関脇陣がそろって不調なだけに、このまますんなりといくかもね。若手よ、がんばれよ。
 小野不由美「白銀の墟(おか) 弦(くろ)の月 三 十二国記」(新潮文庫)読了。偽王阿選が、いよいよ本格的に王位につこうと動き始める。これまで阿選が何もしようとしなかったために宮廷を我物顔に動かしていた張運が焦りはじめ、これまでないがしろにしてきた泰麒につこうとする。一方李斎は行方不明やった驍宗の居場所をつきとめる手がかりを得る。というところまでやっと話が進んだ。1~2巻の超スローペースに比べるとかなり動いたとはいえ、まだまだスローペースであることには違いない。ただ、回想シーンなどをはさんで阿選の驍宗に対する思いなどが明らかにされていくなど、物語の核心に触れる場面が増えてきたので、最終巻となる時間には一気に結末になだれ込むんやろうなあと予感させる。にしても、書き込みのバランスが悪すぎるなあと思わないではない。なにしろ18年ぶりの続巻やから、書きこむペースをつかむのに時間がかかったということになるのかもしれんなあ。そんなことを読み手に思わせてはいかんのやけれどね。ところで、ここまでで登場人物がかなり増えてきて、名前も覚えにくかったりするので、編集者は登場人物一覧を作るなどして読み手を助けてほしいですねえ。できれば各巻に前巻までのあらすじをつけるとか。何度も読み返すようなファンならともかく、私のように一度だけ読んで次にすぐ別の本を読むような読者にはその方がありがたいんやけれど。

 明日、11月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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