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朝のエスカレーター [日常生活]

 朝、出勤途中、地下鉄の乗り換え駅でエスカレーターに乗る。私は体力温存のためにエスカレーターでは歩かへんのやけれど、必ず右端に寄って歩く人の道をあけるようにしている。そうせんと乗り継ぎがうまくいかん人もいてるのでね。たいていの人は朝は急いでいるのでエスカレーターでも歩く。そやからたいてい止まっているのは私だけになる。ところが今朝は、私の前に年配のご婦人が道をあけずに真ん中に立ってはった。旅行に行くのか、カートを持ってはる。そこへ後方から若い会社員らしき男性が急いで駆けあがってきた。むろんご婦人の立っているところで止まることになる。
「すみません」
 男性は恐る恐るという感じで道をあけてほしいのでご婦人に声をかける。するとご婦人は怒ったような口調で「エスカレーターは歩くもんやない! 歩くんやったら階段を使いなさい!」といい放った。正論ではありますけれど、早朝の通勤時なんやから、一刻でも早く乗り換えたいという男性の気持ち、わかるんですよねえ。ただ、ご婦人の迫力に負けて、その男性は反論もせず少しいらつきながらもエスカレーターが昇り切るまで待ってはりました。
 エスカレーターが昇り切り、ご婦人は悠然と歩く。男性は待ちかねたとばかりに走って乗り換える電車のホームに向かう階段を駆け下りていく。私が階段を下りる時に、ホームにたどり着いた男性の後ろ姿が見えた。気の毒に、エレベーターを駆けあがってたら行ったばかりの電車に乗れてたやろうに。あと5~10分は待たんなんぞ。朝の5分はけっこう大きいのですよ。
 ご婦人は正論を吐いて気分がよかったかもしれんけれど、朝の通勤電車に乗る者と、旅行のために移動する者とでは明らかに別ルールで動いていると思うのですね。毎朝同じ時間に同じ駅で移動している者にとっては、くだんのご婦人は異世界から来た邪魔者みたいなものやね。朝の通勤時の正論は、エスカレーターで立ち止まる者は歩く者のために道をあけるというものやと思うんやけどねえ。まあ朝から無用のいさかいは避けたい小市民である私は一切口をはさまなんだのですけれど。
 昨日ほど睡魔と闘わんでもよくなったけれど、短縮授業で午前の授業が終わり、昼食をとったあとは緊張感が解けてややぐったり。それでも今週のように時間に余裕のある時やないと集中してでけん作業を定時までに一気にしてしまう。で、定時に退散。
 帰宅後、録画した相撲中継を見る。輝が照強に一方的に敗れ、1敗の白鵬を追う2敗力士は朝乃山だけになった。かというて3敗力士たちにもまだまだチャンスはある。あまりレベルの高い優勝争いやない感じではあるけれど、貴景勝や御嶽海が白鵬との対戦でどれくらい思い切って当たっていくんか、ですね。

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