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バレンタイン監督 [プロ野球]

 マリーンズが「クライマックス・シリーズ」の第一ステージでホークスを下して第二ステージ進出を決めた。
 テレビでバレンタイン監督の勝利監督インタビューを聞いていたら、監督のそばに通訳がいてへん。おお、そこまで日本語のヒヤリングができるようになったかと感心していたら、違うのですね。「みんなでさっぽろに、いくぞー」やとか「マリーンズのふぁんいちばんすてき」とか質問と関係ないことばかり絶叫している。インタビュアーのつまらん質問なんかより、ファンを喜ばせたいというバレンタイン監督ならではのサービスやったようです。
 こういうの、他の人には真似でけんなあ。特にうちの岡田監督はまずやらんやろう。
「なんていうか、やっぱり、この形しかないですから」ばっかりで芸をしない。そこらあたりが岡田監督の持ち味でもあるんやけれど。
 もっともお立ち台で岡田さんに「タイガースのファンは、イチバンやーっ」とかいわれたり六甲颪を歌われたりしたらそれはそれで怖いけれど。


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年月を経て変わる耳 [音楽]

 ここのところ「名盤アワー」用に音頭ばかり聴いていて、食傷してしもたんで、久しぶりにクラシックのCDをパソコンのディスクドライブのトレイに入れる。なにを聴こうかとやや迷い、やけっぱちなくらい景気よくて、かつ暗いというような曲にしようと思いつき、ショスタコーヴィチの交響曲を聴くことにした。
 いつもバーンスタイン&ウィーン・フィルの6番やムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの10番、ショルティ&ウィーン・フィルの9番あたりを好んで聴くんやけれど、今日はインバル&フランクフルト放送響のCDにする。なんとなく手近にあったので。これはずいぶん前に聴いたきりのCDで、確か前に聴いたときには物足りなかったような気がしたもの。
 いやいや、確かに軽めの演奏ではあるけれど、その軽さが「実はショスタコーヴィチって、可愛くって朗らかなメロディを作る音楽家なんだよ」と教えてくれるような仕上がりになっている。なんと、おもしろいやないか。
 そういえば最近、昔はただやかましく無神経なだけやと思うていたショルティの演奏が、むやみにおもしろく聞こえるようになってきたなあ。好きになったわけやないけれど、ショルティのドッスンバリバリドッスンドッスンという響きをいかに楽しむかという方法がなんとなくわかったような感じかな。
 なんだかなあと思うてずっと聴かずにいたCDはまだまだある。多少はクラシックの楽しみ方に気がついてきたのかもしれん。好きとか嫌いとかいう前に、名演の凡演のという前に、そこで奏でられる音そのものに素直に耳を傾けるようになったのかもしれん。
 いやそれにしても「名盤アワー」で没にした画一的で退屈な「音頭」で耳が麻痺したと思うていたけれど、まあそれほどでもなかったようで、まずはよかった。

 と、書き終えたところで、このホームページを開設してちょうど10年分の日記を書き終えたことになる。明日からは11年目に突入です。まだしばらくは書き続けられそうなので、これからもご愛読をよろしくお願いいたします。


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ハッピーマンデーの不合理 [季節ネタ]

 愛すれどTigers「Aクラス確定、上園8勝目」を新規更新しました

 今日は「ハッピーマンデー」政策のためになぜか「体育の日」でお休み。
 10月10日が「体育の日」に選定された理由は、東京オリンピックの開会式の日やったからなんですけどね、統計上この日が一番晴れの確率が高いから開会式の日になったんやときいたことがある。実際、子どものころ、地域の運動会はいつも体育の日に行われ、たいてい好天やったという記憶がある。
 ところが、不景気なんで連休を増やして行楽に行こうという気分を高めようという政策の犠牲になって、ここのところの「体育の日」は雨天が多い。あれ、延期になったりしたら小学校の運動場を借りる手続きとかテントを借りる金とか役員さんはいろいろ悩まんとあかんのですよ。こういう人らにしたら、「なーにかハッピーマンデーや」とぼやきたくなるでしょうね。そうかて10日はやっぱり天気ええんやもん。
 祝日というのは、ちゃんと理由があって制定されたもの。それを景気浮揚のためという非常に下賎な理由でいじくったりするというのは、実は不合理なことやったりすると、今朝の雨を見て思うた。
 もっとも、京フェスで疲れている私は、今日が休みで実に助かっているんですけどね。それはそれ、ということで。


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京フェス2007レポートその6 [SF]


 昨日のレポートはすべて話を聞きながら携帯を使うて文章を書き、送信したもんやから、文章が乱れまくりですな。帰宅してからちょっと修正しようかとも思うたけれど、その場で書いた雰囲気も残ってるので、段落のところをちょっといじっただけでそのままにしておくことにします。
 さて、合宿の続き。私の出番は「名盤アワー」今年で7回目。そろそろ京フェス合宿の定番のひとつになりつつあるかな。今年の特集は「音頭」。橋幸夫「盆ダンス」をはじめとして、金沢明子「イエローサブマリン音頭」、HIS「パープルヘイズ音頭」、ビクター少年民謡会「ゴジラ音頭」、ハニーナイツ「怪獣音頭」、大泉滉「UFO音頭」、大木凡人「それなり音頭」、デンセンマン・伊東四朗・小松政夫「デンセンマンの電線音頭」、などなど音頭だけで15曲。他に植木等さん追悼で「無責任一代男」「ショボクレ人生」、阿久悠さん追悼で「ザ・ウルトラマン」を聞いていただいた。一番受けたのは「盆ダンス」やったかな。これは「まだ手に入りますか?」と質問がきたくらい。
 自分の企画がすみ、大広間で菅浩江さんの「そばかすのフィギア」を買うてサインをしてもろたり(ミーハーですから)、「こんなにおもしろいSFアニメ」の企画を聞きにいこうと思うたら部屋がいっぱいで入れず、ロビーにたむろして三村美衣さんやおかだんなさん、さいとうよしこさんたちのおしゃべりを楽しく聞いたりする。さすがに眠くなり、午前3時半をまわったところで企画の終了した部屋に行って布団を敷き、もぐりこむ。朝7時には起きて、小林泰三さん、冬樹蛉さんら徹夜組とともに朝のテレビアニメを見たりしてからクロージングを見るため大広間に。
 クロージングでは企画の様子をしゃべらされたりする。
 お開きの後、宿の近くの喫茶店で菊池誠さん、小林泰三さん、冬樹蛉さんらと朝食。菊池さんはご家族と早めにたたれたけれど、小林さん冬樹さんと私は例年の通り馬鹿話に興じ、もうそろそろお昼ごはんというようなところまで尻を落ち着けてしもうた。
 帰宅後、寝ようかと思うたが、合宿の様子を妻と話してたりしたら結局目が冴え、本を読んだり京フェスに行っている間にたまってしもうたビデオをひたすら見たりした。
 というわけで、今年もたっぷり京都SFフェスティバルを楽しませてもらいました。明日も休みなんで、SFの顔から学校の顔に切り替える余裕があるのは何より。
 うーむ、やっぱりパソコンで書くと長い文章をだらだら書いてしまうわい。


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京フェス2007レポートその5 [SF]

 本会が終わり、夕食は冬樹蛉さんや福井健太さん、、合宿から合流の小林泰三さんなどといっしょに定食をとる。
 そして、19時からオープニング。いつものように小浜徹也さん(東京創元社)が参加者紹介。
 今年は乾杯もクイズもなく、25周年というのに地味なオープニングでした。


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京フェス2007レポートその4 [SF]

 本会最後の企画は「さよならソノラマ文庫」。朝日ソノラマが閉店したことを機会に、ソノラマ文庫を振り返るもの。
 出演は菅浩江さん、秋山完さん、三村美衣さん。
 菅さんは「ゆらぎの森のシェラ」でソノラマ文庫に登場。そのころのエピソードを語る。秋山さんは当時朝日ソノラマが出していた「グリフォン」に投稿したのがきっかけで「ラストリーフの鐘」で長編デビューした。
 お二人のソノラマ文庫への思いと、SF作家志望としても魅力を感じていた点などが語られた。
 朝日ソノラマの会社としての進みつつもレトロな感覚、その読者層の他のレーベルとの違い。好きなものを好きに書かせてもらえるよさなどと、いい意味でも悪い意味でもいいかげんやったことなどのエピソードは、ソノラマへの愛情と不安やったこととが入り交じった話が盛りだくさん出る。
 ソノラマ文庫で好きな作品は、菅さんは菊地秀行「D」シリーズと高千穂遥「クラッシャージョウ」シリーズをあげ、秋山さんは「クラッシャージョウ」と笹本祐一「バーンストーム」をあげた。
 菅さんにとってソノラマ文庫は「懐かしい古巣」、秋山さんは「自由放任の古い校舎の学校」という。
 ソノラマというレーベルはこれからも続く。そういう意味では「さよなら」ではないけれど、古きよきレーベルをあらためて懐かしむ、楽しい企画でありました。


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京フェス2007レポートその3 [SF]

 三つ目は「ティプトリー再考」。パネルのメンバーは岡本俊弥さん、大野万紀さん、鳥居定夫(水鏡子)さん、米村秀雄さん。
 私にはこの4人が揃うのは感慨深い。KSFAの「神大四天王」なんていうても通じないか。かつての京フェスではこの顔触れで海外SFについて語ってはったものです。
 企画の進行は岡本さん。なぜティプトリーなのか、なぜこのメンバーなのかを弁明……説明する。それからティプトリーの略伝をパワーポイントを使いながら語る。
 話は日本でのティプトリー紹介史に移り、最初にティプトリーを評価した鳥居さんが当時の状況を語った。最初のブームである1974〜75年頃の状況は米村さんと岡本さんが説明。そして77年の「ティプトリーは女だった!」騒動の様子を大野さんが回想。
 その後に起こった2回目のブーム(鳥居さんはブームととらえてないが)の時期を鳥居さんや会場の古沢嘉通さんたちが振り返った。
 そして自殺。その時のショックなどが4人の口からそれぞれの思いを込めて語られ、死後、続いていく人気の秘密を、それぞれの思い入れを込めつつ、座談会が締めくくられた。
 キャリアの長いSFの達人たちでないとできない、リアルタイムで見たティプトリー論で、今日集まった若いSFファンには逆に新鮮に写ったかもしれないですね。


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京フェス2007レポートその2 [SF]

 昼食は「からふね屋」。菊池誠さんや三村美衣さん、O澤、R角両元京フェス実行委員長ら総勢7名。わあわあ話をしてたら二つ目の企画の始まる5分前。
 急がず会場に戻って、途中から「東浩紀インタビュー」を聞く。聞き手はおなじみ大森望さん。
 インタビューというよりは、東さんと大森さんの対談ですね。
 SFにとって東浩紀とは何か、東浩紀にとってSFとは何かという話になるはずが、笠井潔論や宇野常寛論に話は進む。
 話は「リピートの想像力」に軸が移り、ゲーム的想像力の考察が、「SEVEN DAYS」や「スタートレック ヴォイジャー」などを例にとり、リセットしてやり直す物語の面白さについて語られた。
 ゲーム的リアリズムはジャンル性を取り払い剥き出しの本質を見せるという話の流れから、東さんの「タイムトリップもの」への愛などが語られた。
 本格的にSF論を書きたいという東さんが関心を持つのはやはりイーガン。
 どんどん話が移っていくのでこのスペースではまとめ切れないんですが、要はジャンルをどう切り取って考えたらいいのかみたいな話になりました。
 あ、こんなまとめ方でいいのか。
 最後は合作小説「キャラクターズ」をもとに、「キャラクター」小説と私小説について熱かったり冷えたりする自作解説になった。
 東さんが熱く語ったあと、大森さんが静かに反論したら「うーんそうか」と納得したりするのが、東さんてええ人やなあという感じが残りました。


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京フェス2007レポートその1 [SF]

 今年もやってきました京都SFフェスティバル2007。
 今年は教育文化センターでの開催。京阪丸太町駅を出ると、林哲矢さんとばったり出くわす。どうも京大会館の方向に向かうところやったらしい。同様の間違いをしている人は他にもいてるかも。
 さて、一番目のプログラムは「円城塔自己言及式インタビュー」。「self-Reference ENGINE」が話題を呼んだ(すんません、私読んでへんのです)円城さんを呼び、パワーポイントを活用しながら、自己紹介や作品の解題をするという企画。聞き手(というよりツッコミ役)は菊池誠さん。
 もっと神経質な人なのかと勝手に思い込んでいたけど、どちらかというと浮世離れ(失礼!)した感じの方です。
 作品の解題については、読んでないから私にはどうおもろいかわからんけど、パワーポイントで示されたメモ書きを見ていたら、かなり遊び心のある方らしい。
 ただし、その遊び心たるや、なかなか一筋縄ではいかない(ように感じる)。
 菊池さんの話の引き出し方がさすがにうまく、わかりにくい学術的な話も、楽しく聞くことができた。
 でもやっぱり作品を読んでおかなあきませんね。


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老眼鏡をつくりに [日常生活]

 どうも眼鏡の度が合わんようになってきた上に、老眼も進んできて、眼鏡をかけていると本をかなり離して読まなならんようになった。本を読むときは眼鏡をはずして本を顔にぴたっとひっつけるようにして読む。不便極まりない。
 今日は時間ができたんで、家の近くの眼鏡屋に行く。近視はそれほど進んでるわけやなかったらしく、前に眼鏡を作ったときの鴫野の眼鏡屋が、眼鏡のレンズをフレームにはめるときに、乱視の焦点を合わさずにはめたらしい。左は普通にレンズをはめこんだらええんやけれど、右目は少しずらすようにはめなならんらしい。前の眼鏡屋はそこらへん何の頓着もなしにレンズをはめたみたいです。
 というわけで、私もついに遠近ふた通りの眼鏡を使い分けなあかんことになった。眼鏡ができるのは明日の夕方。明日は京都SFフェスティバルに行ってるんで、受け取るのは明後日になる。
 眼鏡屋さんに「えーと、眼鏡を新調しようと思いまして」と声をかけ、少し間を置いて「それと……老眼も出てきたんで……」と頭をかきながら付け加えた。眼鏡屋さんは「ああ、はい。遠近両用でしょうか」と少し苦笑したような表情で聞いてきた。そやけど、その苦笑は私の「老眼鏡」という言葉をなんとも言いにくそうに口にした心境をおもんばかってみたいな感じやったんで、決して悪い印象を与えなんだ。店員さんというのは、そういうところでお客に与える印象がようないとあかん。この眼鏡屋さんには少しばかり好感を持った。
 というわけで、現在使用している眼鏡は予備にまわり、20年以上使用している度つきサングラスとともに、4個の眼鏡を常備することになりました。いやーまいった。

 明日からの京都SFフェスティバルのもようについては、このブログで随時お知らせします。お楽しみに。


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