昼寝の効用

　新聞によりますと、昼寝の効用が見直され、授業時間に取り入れて成功している中学校もあるそーです。
　あ、こんな書き方をしても元ネタを知らない世代もいるか。「ウィークエンダー　テレビ三面記事」という番組で三面記事ネタを芸人さんやタレントさんが面白おかしくレポートする番組が週末の夜にあったのですよ。レポーターには桂朝丸（現ざこば）、泉ピン子といった面々がいましてね、「鬼警部アイアンサイド」のテーマに乗って「新聞によりますと……」というナレーションが流れたのですね。
　ええい、話がそれた。書き出しで遊ぼうと思うからこうなる。
　書きたいのは「昼寝の効用」であります。
　高校生なんか宵っ張りが多かったり、部活の朝練ですでにくたくたになったりしているからさ、授業中に居眠りする生徒もいてるわけですよ。退屈にならないように工夫しても、午後の授業なんかはどうしても集中力がもたない生徒が一定数出るのですよね。
　そやから、昼寝の時間を２０分ほどでいいから作ってやればいいのよ、と思うたりするわけね。眠気を覚ます一番の方法は寝てしまうことなのです。１０分か１５分くらい寝るだけですっきりするんやから。
　朝の学習とかいうてドリルをやらせたりとか、そういう尻を叩くことばかりするんやなくて、午睡でリフレッシュ。これはかなり効果がありそう。むろん教員も無理から午睡させるのさ。そしたら仕事の能率もきっと良くなるぞ。眠気をこらえて仕事してもミスが増えるだけ。
　でもこれ、勤勉こそ美徳という「常識」には反しているから、導入するのにはいろいろ抵抗があるやろうなあ。