まるで高校球児のように

　今日も蒸し暑く汗がよく出た。ただ、昨日みたいなアレルギー症状は幸い出ず、汗が目にしみることもなかった。
　帰宅後、アニメをちょこっと見てから、追っかけ再生でプロ野球中継を見る。タイガースではありません。タイガースは公式戦はすべて終わっております。ホークスとバファローズの試合であります。
　今日が最終戦というホークスが勝ったら優勝。残り３試合を残しているバファローズが勝てばマジック１という数字が出る。ここまでもつれるのは珍しい。こういう試合はひいきチームやなくてもプロ野球ファンとしては見ておきたい。
　いやあ、最初は適当に早回しして試合経過をちょこっと楽しむくらいのつもりやったんですよ。そやけど、１－１のまま延長戦に入るという非常に緊迫した試合についつい見入ってしもうた。野球にはそれほど興味のない妻も最後までいっしょに見るという、ここまで見るものをひきつける試合はそうそうありませんぞ。
　で、試合はホークス松田選手が満塁の場面で左中間を破る優勝決定サヨナラヒットでけりをつけた。ホークスの優勝であります。大阪在住の私としてはどちらかというとバファローズが勝ったらええなあなんて漠然と思うていたけど、どっちが勝ってもええやんかという素晴らしい試合になった。
　印象的やったのはバファローズの伊藤捕手。試合終了後、脱力したか他の選手の方を借りてダッグアウトに戻っていた。泣きじゃくっていた。まるで甲子園の高校球児見たいやった。他の選手も何人もなく姿が見えた。助っ人のヘルマン選手は他の選手が引き揚げてもまだベンチに座って呆然としていた。
　ほんまに両チームともようやった。こんなに素晴らしい試合の後で、クライマックスシリーズなんかやられたら興ざめやなあ。まあ、バファローズの選手たちにしたら、今度こそ勝ったるというような場所が与えられる可能性があるわけやけれど、それは来シーズンに取っておこうや。