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ルメートルづくし [読書全般]

 今日は休暇をとって正月休みを延長。朝は昨晩の深夜アニメ「うどんの国の金色手毬」最終回と、昨年録りためていたアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」を何本か続けて見る。「金色手毬」は先クール毎週楽しみにしていた作品で、子狸のポコのかわいらしさに癒されていた。早くもお別れとはちょっと寂しい。「鉄血」は続きものでなおかつ込み入ったストーリーなので、一気に続けて見た方がわかりやすかろうとためていたもの。そやけど一話ごとに中身が濃いので立て続けに見たら疲れてしもうた。午睡のあとは読書。
 年末から年始にかけて、ピエール・ルメートル「悲しみのイレーヌ」「傷だらけのカミーユ」と“カミーユ三部作”(すべて文春文庫)を一気に読み、単発の「死のドレスを花婿に」(文春文庫)を本日読了。続いて「天国でまた会おう 上」(ハヤカワ・ミステリ文庫)を読み始める。先月は横溝正史の固め読みをし、年末年始はルメートルづくし。もう少しばらけていろいろなものを読んだ方がええとは思うけれど、一気に読めるものは続けて読まんと積ん読になりそうな気がしたもので。
 ルメートルの作風は必ずしも私の好みやないというのはこの日記で「その女アレックス」読了の時に書いたけれど、それでも読まずにはいられん不思議な魅力がある。それは、プロットの巧みさなんやろうと思う。とにかく読者を騙すのがうまいのですね。それも決してアンフェアというわけやない。ミスリードしておいて、ごろっとひっくり返し、たまらん結末へ導く。それがうまい。ただ、後味はあまりよろしくない。ここらが私の好みやないところでして、それがわかっててこうたてつづけに読んでしまうんやからたいしたものです。
 「天国でまた会おう」で邦訳されている長編は一応終わるので、ルメートルづくしはあと少し。飽きんとここまで一気読みしてしまうとは思うてなんだなあ。

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