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抗議はネイチャーに [時事ネタ]

 小保方晴子さんの弁護をしている事務所に、小保方さんへの激励の電話や手紙などがきているらしい。私は別に励ましたいともなんとも思わんけれど、励ましたい人はまあいてるやろうなあと思う。
 理解しがたいのは、弁護士事務所に小保方さんへの抗議の電話をかける人がいてること。なにか鬱屈があって、それを晴らしたいのかな。事務所がそんな電話を本人に取り次ぐはずもないし、弁護士を非難したとしても、彼らは弁護するのが仕事で、いわば飯のタネなんやから、非難するにはあたらんやろう。よほど他にすることがないのかと思う。
 今回の一件、責任は理研とネイチャー誌にあるように思う。小保方さんは自分が発見した細胞があると信じて研究しているだけで、もしそれが彼女の願望の産物に過ぎなかろうと、ほんまに存在してようと、彼女にとっては純粋に研究対象でしょう。功名がほしいとかそういう欲があったとしても、そんなものは誰にでもあるもので、責めるにはあたらんと思う。かばうほどのものでもないけどね。
 そやけど、ネイチャー誌がそれを認めてしもうたから、彼女の研究が正当なものやということが保証されてしもうた。理研は論文を撤回するとかいうているけれど、ネイチャー誌に投稿する前に「それは捏造にあたるから投稿をやめなさい」と指導することができなかったはずがない。
 というわけで、STAP細胞が小保方さんの妄想やったとして、最も責められるべきはネイチャー誌でありますね。世界でも最も権威ある専門誌が「新発見」と認めたから起こった騒動やないのかな。
 というわけで、弁護士事務所に文句の電話をかけたい人たちは、そんな無駄なことはやめてネイチャー誌に抗議文を送るべきやと、けっこう真剣に思うのであります。ま、そんな英文を書ける人は鬱憤晴らしの暇つぶしみたいなことはせんやろうとは思うけれど。

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