SSブログ

文化の日文政の日 [日常生活]

 またやってしまいました。
 昨日の日記で紹介したブラッドベリの本のタイトルは正しくは「ハロウィーンがやってきた」でした。また、晶文社は自前の文庫を出してませんので、文庫化そのものもされていません。昨日の書き方では晶文社で文庫化されていると誤解を招いてしまいますので、ここに訂正いたします。ご指摘くださった高井信さん、ありがとうございます。
 ちなみに、高井さんから「恐怖のハロウィーン」以外にもハロウィーン・アンソロジーを教えていただいたので、紹介いたします。徳間文庫からはもう一冊「戦慄のハロウィーン」が、文春文庫からはハロウィーンのアンソロジーではなく「13の恐怖とエロスの物語」というアンソロジーのシリーズで「筋肉男のハロウィーン」というタイトルのものが出ています。「筋肉男のハロウィーン」って、どんなんやろう。ちょっとそそられるタイトルですね。

 今日は文化の日。あまり文化的なことはしてません。ちょっと本を読んだくらい。今、吉村昭をまとめて何冊か読んでおりまして、「大黒屋光大夫(上・下)」「冬の鷹」と読み終わり、今度は「間宮林蔵」と進んでおります。ちょうど授業で寛政から幕末にいたるところをやっているので、そこらあたりの時代に興味がいっているのです。
 で、文化の日。一部では「明治の日」にすべしという動きもあると朝日新聞の一面に書いてあったけれど、別に「文化の日」でええやないですか。文化を大切にしようという主旨の祝日があるというのは、よその国に誇れることやないかと思うのですけれどねえ。
 もっとも、「明治の日」的にいうと、「文化の日」は江戸時代、十一代将軍徳川家斉のもと爛熟した庶民文化が花開いた「文化文政時代」にあてはまらんこともない。つまり、「文化の日」には写楽や歌麿や広重や北斎をしのび、膝栗毛や八犬伝を読み直すとよいのです。
 なんだか書いているうちにむちゃくちゃになってきた。とにかく、「明治の日」を作るなら「大正の日」も「慶応の日」も「安政の日」も「天保の日」も「寛政の日」も「享保の日」も「元禄の日」も「慶長の日」もあってもええやないかという声があがったりしたらややこしいことになるので、「文化の日」でけっこうやないですかと、言いたいのはそれだけなんですけれどね。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感