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ハロウィーン雑感 [季節ネタ]

 ハロウィーンなんてもののことを知ったのはいつやったかなあ。
 子どもの頃に「ミスタードーナツ」のテレビCMで「おばーけーはおーまけ」とかいうコマソンとともに、ドーナツのおまけにけったいな顔を彫ったかぼちゃのマスコットがついてくるのを見て、なんじゃいなと思うた記憶がある。それでもハロウィーンなる行事については関心がなかった。ホラーSFのアンソロジー「地獄のハロウィーン」(徳間文庫)を読んだりして、少しずつ知っていったのかな。映画「ET」で、ハロウィーンの仮装にまぎれてETを外に連れ出すシーンがあったと思うたが、記憶違いやったらごめん。
 アメリカではハロウィーンのいたずらを仕掛けた日本人留学生が撃ち殺されたりする事件があったりして、なんやら物騒な行事であるわいなあと思うた事もあったなあ。だいたい、仮装して人のうちに押しかけ、「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」と脅すような野蛮な行事が、宗教的にも関係のない日本で定着するもんかと思うていたけれど、なにしろコマーシャリズムで動くこの国のことやからね、そこに稼ぎ時とイベントを仕掛ける連中がいたら、あっという間に広がる。海苔巻きのまるかぶりがコンビニの商業ベースに乗って全国に定着したのは記憶に新しいところ。
 で、ニュースを見ていたら渋谷で仮装した若者たちが集まって大騒ぎし、一日あけたらゴミだらけ、なんやそうです。
 私もクリスマスにケーキを食べたりするんで、大きいことは言えんけれど、せめてあと始末くらいはちゃんとしようや。コスプレ文化がオタクだけのものやなくなったということなんですかね、これ。ようわからんが、せめてハロウィーンという行事の意味くらいは知ってから騒いではどうか。けっこう恐ろしい意味があるんですぜ。スマホで検索したらすぐにわかると思うんやけれど、そういうことにスマホは使わんのですねえ。

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