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桂小軽 [演芸]

 今日は勤労感謝の日。自らの勤労に感謝しつつ、たっぷり午睡。
 落語家、桂小軽(おかる)逮捕の報に驚く。小軽が逮捕されたことよりも、「落語家」として報じられたことに、ですね。落語家というのは破門でもされん限り、一生落語家なんやなあ。たとえここ何年も高座にも上がらず演芸場にも出てへんでも。
 なんでも和歌山の社会福祉法人の寄付を装った相続遺産の脱税に関わっていたらしい。逮捕されたのはほとんどが税理士やったらしいけれど、なんで小軽がいっしょにいてたんやろう。老人ホームの慰問役かなんかしてたんか。
 桂小軽というても、一定の年齢の人にしかわからん名前やろうなあ。吉本興業が、「ザ・パンダ」という若手落語家ユニットで先代林家小染、月亭八方、桂文珍、桂きん枝を売り出して成功したんで、所属の若手落語家をタレント的に売り出し続けた時期があった。小軽は「ヤングOH!OH!」でライオンの入っている檻に入れられて怪我をしたのが話題になったくらい。ABCの「夕焼け笑劇場」などにでて大喜利に出たりしていたのを覚えている。舌たらずで丸っこく、マスコット的な人気はあった。レポーターなどで人気のあった桂小つぶ(現枝光)は現在では北海道を中心に地域寄席を開いて本格的に落語をしているけれど、小軽は落語を本格的にやる気はなかったんかなあ。
 結局、吉本の落語家タレント路線終了とともに、消えてしもうていたなあ。そこからちゃんと落語の本線に戻っていけたらよかったんやろうけれど。どういう経緯でこないなったんかわからんけれど、あの時分、テレビではけっこう売れてただけに、それを記憶している身としてはちょっとばかり寂しいね。

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