SSブログ

肝付兼太の死 [追悼]

 今日も多忙な一日。帰宅した時にはぐったり。
 ご飯を食べ、食後のデザートでチョコケーキを食べると少しは元気が出る。カープ黒田の最後のマウンドを見ようとテレビをつけたら、日本シリーズ第3戦は息詰まる投手戦。8回裏にファイターズが中田のタイムリーで逆転したら、9回表にはカープが追いつき延長戦に。で、大谷のサヨナラタイムリーで決着。大谷はすごいなあ。怪物やなあ。怪物といえば江川、松坂やったと思うけれど、大谷はスケールが違うなあ。いやあ凄い。
 今朝のスポーツ紙の芸能欄は声優肝付兼太さんの訃報が大きく取り上げられていた。声優の扱いが格段に変わったように思う。享年80。死因は肺炎。
 今の声優さんは声に特徴があるから声の仕事をしているというケースがほとんどなくなっているように思う。肝付さんもまた、一度聞いたら忘れられん声やった。少しかすれた高い声。あらゆるアニメに出演していたような気がする。新聞では「ドラえもんのスネ夫」が亡くなったというようなとりあげられかたをしていたけれど、私には「ハイジのセバスチャン」か「ジャングル黒べえ」かなあ。ある世代には「にこにこぷんのじゃじゃ丸」かもね。「ドカベンの殿馬」という人もいるか。忘れたらあかんのは「銀河鉄道999の車掌さん」。または「サイボーグ009の007」。あ、「元祖天才バカボンの本官さん」もあったな。
 役柄を制限しそうな声やのに、この幅広い配役はなんやねん。それだけ芝居がうまかったということやね。もっとも、昔は声優さんの人数もそんなに多くなかったから、ミスキャストと違うかというようなケースもあった。肝付さんも、なんでこの役にというものは少なくなかった。それでもちゃんと役柄を演じ分けてはったのは、すごいことです。
 また、子どもの頃から耳になじんでいた声が聞かれんようになった。名脇役がまた一人、いなくなった。仕方ないとはいえ寂しいことです。
 謹んで哀悼の意を表します。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ