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日馬富士の暴行 [大相撲]

 大相撲の横綱日馬富士が、場所前の巡業で幕内貴ノ岩の頭をビール瓶でどつき、そのため貴ノ岩は「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間程度と考えられる」という理由で初日から休場、貴乃花親方は被害届を出していたということが判明した。
 日馬富士は今日から休場。相撲協会は場所前にヒヤリングを行い事態を把握していたらしい。
 いやもうなんというのか、くわしい事情はわからんので日馬富士を一方的に攻めることはしたくないけれど、まずいことになったなあ。驚いた。モンゴル力士同士の懇親会を開いていて、そこで口論になったんやという。それにしてもビール瓶で頭をどつくというのはやり過ぎやわなあ。
 まず、貴ノ岩の休場理由を初日の放送で聞いた時、けったいなこっちゃとおもいましたよ。土俵の稽古でする怪我と違うもんね。貴乃花部屋ではどんな稽古をしてるんやと思うた。そして日馬富士は初日からしくない相撲で2連敗。おそらくこの件もあって土俵に集中なんかでけなんだに違いない。
 かつて横綱朝青龍が一般人に手を出したということで謹慎になったことがあったけれど、やはり最低でも謹慎は免れんところやろうね。
 ただ、3日目になってやっと公表されたというのは解せんな。なんでもスポニチが報道したので、協会もやむなく公表に踏み切ったという。協会は隠蔽しようとしたといわれてててもいいわけはでけん。元双津竜の先代時津風親方が新弟子に過剰な「かわいがり」をして死に至らしめたことがあったけれど、あの時もその新弟子の家族が訴えたことで協会は重い腰をあげたという記憶がある。
 そのあと野球賭博に暴力団員への座席融通、そして八百長と問題が次々と露見して本場所を中止したり技量審査場所という形での開催を余儀なくされた。あの時は当時の放駒理事長が神経をすり減らすようにして問題解決に奔走した。そやけど相撲人気はだだ下がりに下がり、毎場所毎日客席はすかすか。それをなんとかもちこたえて現在は前売りが数時間で売り切れるまでになった。
 のどもと過ぎれば熱さを忘れるとはこのことか。結局協会の体質はあまり変わってへんということになるのかね。今の人気にあぐらをかくようなことがないようにと願っていたけれど、こんなことではまた閑古鳥が鳴くようになるぞ。
 長年の相撲ファンとしては、口論の内容からなんでビール瓶でどついたかとかなど、すべてのことをきちっと公表してもらいたい。せっかくの相撲人気、かんたんに終わらせんといてほしいですよ。

 11月19日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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