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阿川弘之の死 [追悼]

 今日も修学旅行の代休。でも夏休みの宿題その2を実行。
 今日の宿題は靴の購入であります。前任校時代からへたりつつあった靴を履き続けていたんやけれど、通勤の際に歩く距離が増えたのやら修学旅行で歩き回ったのやらなんやらでかなり危なくなってきていた。早く買い替えようと思うていたんやけれど、帰路に買うと帰宅してからの時間が短くなったりなんかするので、夏休みの宿題にしておいたのであります。
 というわけで、近所のショッピングモールにある靴屋に行き、2足購入。交互に履き替えて、なんていつも思うんやけれど、結局1足履きつぶし、それから2足目と交換ということに今回もなるのであろうなあ。
 夜、ニュースサイトを巡回していたら、作家の阿川弘之さんの訃報 に接する。若い人には阿川佐和子さんのお父さんというた方がわかりやすいか。享年94。死因は老衰。
 阿川さんというと、戦記文学ということになるんやろうけれど、私はそちらはほとんど読んでへんのです。実は、中学生の頃京都新聞に連載されていた「末の末っ子」というユーモアホームドラマ小説が面白く、その前日譚にあたる「犬と麻ちゃん」も古本屋で文庫を見つけて愛読。私にはそちらのイメージの方が強いのですね。遠藤周作さんや吉行淳之介さんをモデルにしたとおぼしき作家仲間の描写なんかも楽しかったなあ。
 きっと小説に出てくる娘さんは佐和子さんをモデルにしているのでしょう。「犬と麻ちゃん」も「末の末っ子」も若いお手伝いさんが活躍する話なのですが、こちらにもモデルはいるのかしらん。
 書店で戦記文学の追悼コーナーなんかできるかもしれんけれど、できたらそちらの軽妙なユーモア小説も復刊していただきたいものです。さすれば、阿川佐和子さんを育んできた家庭の雰囲気というものを知ることもできるというものです。
 謹んで哀悼の意を表します。

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