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光圀伝 [読書全般]

 愛すれどTigers「ジャイアンツに負け越し決定も首位がっちり」を更新しました。

 月曜日は一から生活リズムを作らねばならんのでしんどいけれど、疲れはまだたまってへんとみえて、車中での読書が進む。今日は往復で冲方丁「光圀伝(下巻)」を一気に読了。「天地明察」もそうやったけれど、最後のたたみかけと緊迫感がうまい。ただし、そこに行くまでのかきこみも徹底しているため、この作品に関しては上巻を読み切るまでがちょっと乗り切れなかった。下巻に入るとだんだん主人公の徳川光圀の思いというものが理解できてきてぐっと物語世界に入り込めるようになった。
 「マルドゥック・スクランブル」ほどの緊迫感がなかなか出せてないのは残念やけれども、車中ではそこまで緊迫感のあるものを読んだら疲れてしまうからちょうどええのかもしれません。
 山田風太郎ばりにいろいろな同時代の人物とうまくからませている。しかも「天地明察」ともリンクしていて、続けて読むとより面白いと思う。
 で、帰宅して夕刊を読んでいたら、冲方さんが奥さんに暴力をふるったとかで逮捕の報。くわしいことがわからないのでなんとも言われへんけれど、たまたま「光圀伝」を読み切った時にそんなニュースが入ってくるとは。なんだか複雑な気分であります。

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