高校時代の参考書

　朝から降ったりやんだりで湿度が高く、一日中体が重い。今日は短縮授業で、時間割の組み合わせの関係で授業はなく、一日ほとんど教材研究など事務作業で費やす。日本史のおさらいをするために、自分が高校時代から愛用している「チャート式　日本史」という参考書を開いてみた。
　なんちゅうくわしさやねん。私は高校時代、こんなもんを読んで勉強していたんか。これは執筆陣に私の当時の担任で日本史も担当してはった片岡秀計先生も加わっている関係で買うたんやけれど、今でも十分通用する。ただし、現在教材プリントを作る参考にしている山川出版の資料集と比べると微妙に人物に対する評価が違うたりする。たぶん当時定説とされていたことと学説が変わったりしている部分もあるんやろうな。
　しかし、この歳になって日本史の授業を担当するために勉強し直すために高校時代の参考書を開いているなんて、あの頃の私には想像もつかなんだやろうなあ。だいたい教員になるなんてかけらも考えてなんだからなあ。
　ではその当時、将来どうしたいと思うていたかというと……ものかきか芸人かスポーツアナか、なんて夢を見ていたのです。まあ一応ものかきのはしくれにはなれたけれどね。まさか教員になるとはねえ。