戦後７０年談話

　本日は「終戦記念日」。実は本当の終戦は降伏文書に調印した日であるのですが、ポツダム宣言を受諾した詔書が発表された時点で、日本国内では戦争をやめたということになるので、日本国民にとっては今日が「終戦記念日」でええんやないかと私は思うております。
　今日の新聞は、前日にしんぞう総理の出した「戦後７０年談話」が大きく取り上げられていた。私も全文をじっくりと読む。
　なるほどねえ。うまいこと書いてあるわ。どこをどうつつかれてもしんぞう総理に責任が及ばんようになってる。なにしろ主語は「私」やなく「我が国」なんやから。「我々」の中にはもしかしたら私も含まれていることになるのかな。それはなんか嫌やなあ。「つつかれたらおまえらも連帯責任を取るんやぞ」と暗に言われているみたいでねえ。
　この方の言葉はとにかく軽く、ゼロサム市長以上であると私は思うてるんやけれど、今回の談話も非常に軽いぞ。戦争とは関係ない世代が謝り続ける必要のないように、なんて、その口で言うかなあ。それやったらそうならんでええように、賠償補償問題などすべて自分の手ですます気がある……ようには見えんのですけどね。
　とりあえず必要なことはみんな入れときましたよ。でも僕がそう言うてるんやなくて村山さんや小泉さんが言うた事やけどね。てなところかなあ。うまいこと逃げたなあという感じがするんやけれど、如何。

　明日８月１６日（日）は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。私は墓参をすましてから行くので、少し遅れるかもしれません。