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文科相のご高説 [時事ネタ]

 今日は午後から寝倒す。さすがに2日続けて人混みの中にいくと、かなり疲れた。午前中は昨日帰りが遅かったために見られなんだ相撲中継の録画を見たりなんかして、それで疲れたのもある。
 というわけで本日については特に書くべきこともなし。白鵬の独走と、私がダークホースに推していた鶴竜の不調に対する失望については場所が終わってから「大相撲小言場所」のところで書きます。
 昨日はオープン戦観戦記を書いたので、別に書きたいことがあっても書けなんだから、今日記す。
 昨日の朝、選抜高校野球大会の開会式でのお歴々の挨拶を聴いて感じたことなどであります。まあ、どなたもいじめと体罰には触れずにはおられなんだらしい。いじめはともかく体罰に関しては高校野球とて無関係ではないしね。PL学園で先輩が後輩を奴隷のようにこき使い、それが露見して出場辞退にまで至ったことを記憶してはる方もいてるやろう。指導者の体罰だけでなく、先輩による後輩への体罰もあるのです。お歴々が今さらながらに体罰について強く訴えてもなんか虚しく聞こえるのは私だけかなあ。
 いじめということになると、先輩後輩の関係の中で陰湿ないじめもあったやろう。
 そやからお歴々が体罰といじめについて触れることに関しては、まあ当然でありますね。
 耳触りやったのは、下村文部科学大臣の挨拶であります。
 いじめと体罰に加え、東京オリンピック招致について一席ぶった。高校野球とオリンピックに何の関係があるのか。しかも甲子園は兵庫県西宮市にあって、東京オリンピック誘致が成功しても会場になるわけでもなし。というか、野球そのものがオリンピックの正式種目でもないし。こういう全く無関係なことを政治的な意図で挨拶に混ぜることが、まず耳触り。
 さらに、高校球児の活躍が被災地の人たちに勇気を与えるとかなんとか。高野連の会長や毎日新聞の社長が言うのはかまわんけれど、閣僚である下村氏の口からそういう言葉が出るのには耳触りを越えて腹が立ってきた。被災地の人たちに対して何かせんならんのは安倍内閣の仕事でしょうが。遅々として進まぬ復興に対する責任は安部内閣の閣僚である下村大臣にもあるわけで、それを棚に上げて高校生に被災地の人たちを元気づけろとは片腹痛い。
 高校生はただ自分のために野球をしたらよろしい。被災地の人たちに対して勇気づけようとかよけいなことを考える必要はありません。自分たちががんばれば東京五輪招致に有利になるとかそんなことはありません。それをやらねばならんのは高校生の頭の上からご高説を垂れた大臣閣下であるのです。
 お歴々の挨拶なんて儀礼的なもんやからさらっと聞き流したらええようなもんやけれど、今回に関してはほんまにいらっときましたぞ。

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