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白衣の威力 [日常生活]

 妻への「ノロい」は無事解けた。私は顔面に吹き出物が出たりむやみに眠かったりはしたけれど、現状ではまだ「ノロわれ」てはいないもよう。潜伏期間などのことを考えたら、明日を乗り越えればまあ大丈夫でしょう。
 それはそうと、仕事着として白衣を着用するようになって何週間かたった。これが思わぬ効果を発揮していることを知った。
 ずいぶん前に、生徒が私のことを「スーパーマリオに似ている」などとけしからんことを言うのに私は不快感をもよおしているということをこの日記で書いた。全く知らん男子生徒が、廊下ですれ違いざまに「たらったららったらっ!」と「スーパーマリオブラザーズ」のテーマを口ずさみ、これは私を挑発して体罰でもひき起こさせようとしているのかと立腹することもたびたびある。ほんま、腹が立ちまっせ。明らかに人を小馬鹿にしている感じやからね。
 ところが先日のことであります。生徒数名が廊下ですれ違うた時に、その中の女子一人が「野口英世みたい……」とつぶやいたのであります。これは初めての反応やね。
 私の髪はくせ毛で、特にのびるとかなり大きなウェーブをつくる。これに鼻下の髭と白衣が相乗効果をもたらして「野口英世」という反応をもたらしたらしい。
 白衣恐るべし。これまでは髭という小道具が「スーパーマリオ」を連想させていたんやろうけれど、マリオは白衣は着ておらん。白衣という衣装が「スーパーマリオ」のイメージをかき消してしもうたんやね。
 髭でマリオ、白衣で野口と、子どもっぽい反応ではあるけれどねえ。まあ、マリオよりは野口と呼ばれる方がなんとなく「世界の偉人・第1巻」みたいで気持ちよいではありませぬか(ここはかつてポプラ社から出ていた偉人伝シリーズの武部本一郎画伯の表紙を起草していただきたいところですな)。
 ただ、これも人を小馬鹿にしたように「千円札」てな呼ばれ方をされたらまたまた立腹することであろうけれども。
 それにしても、「人は見た目が9割」とはよう言うたもんでんなあ。

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