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私はど不器用 [日常生活]

 今日は朝から体がだるく、何度も休もうか帰ろうかと思っていたけれど、けっこう大切な仕事があるので出勤。午前中に校長から呼ばれて来年度の私のポジションについていろいろと話をする。私にはこなし切れんのやないかと思うくらい仕事をおっかぶせてくるので、そんなに並行してはでけんと言うたら、何と言葉を返してきたと思いますか?
「喜多さん、器用やからでけるやろう」
 この校長とは前任校で同僚で、しかも知的障碍者の自立支援コースではいっしょに組んで仕事をしてきたという古馴染であります。そやのにこの人は私のどこを見てきたのか。
「僕はど不器用なんやからね。マルチタスクが苦手やねんからね」
 古馴染やからこういうことも言えるのであるけれど、や。なんで私のことをそんな風に見てきたか。
 保健室に戻ってつらつらと考えるに、私はど不器用やけれど、大失敗はあまりなく、なんとか帳尻は合わせてきた。帳尻合わせのためにかなり無理したりはしているけれど、経験のあることやったらなんとかなってきた。そやからちゃんとそつなく仕事をしているように見えたんやろうね。
 障碍児教育にしたって、特別支援学校(当時は養護学校)に勤務して最初の2年間は、なかなかうまくいかず、仕事にも慣れず、せっかく合格したのでもったいないけれど、もうやめたいなと何度思うた事か。
そういう時代のことは校長は知らんからなあ。
 そやけど、校長から見たら私は「なんでも器用にこなす教師」なんやねえ。そう見えるくらいに帳尻合わせに磨きがかかっているということか。
 しかし、他人からの評価というのは面白いもんですなあ。自分で考えているのとはまるで違う人物像が浮かび上がってくるねんね。もしかして、自分で思うてるほどど不器用ではないのかもしれん。

 3月21日(日)は、「たちよみの会」例会です。緊急事態宣言が解除されたので再開しますが、新型コロナウィルス感染症対策をした上で、多数のご参加をお待ちしています。そのため、例会は13:30〜15:00に短縮いたします。
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