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「日本の伝統」の正体 [読書全般]

 保健室での1年も今日で終わり。明日からは転勤1年目に過ごした職員室に移ることになる。ただ、どの席かまだ不明なので、宿替えは明日。今日は不要になったものをまとめて廃棄したりして過ごす。
 転勤していく方たちが何人かあいさつに訪れたりする。前任校では年度末最後の日には玄関で去りゆく人たちを送り出し儀式みたいなものがあったので、いちいちあちこちにあいさつに行ったりはしなかったなあ。
 定時に退出し、帰宅してからは追っかけ再生でプロ野球中継を見る。タイガースは連敗。サトテルは早くも厳しい攻めに苦しんでいる。これをどう乗り越えていくか。
 昨日はこの日記を書いていたら突如ネットにつながったのでこれまでアップロードできなかったコンテンツを急いでアップしたりした。このまま今日も……と期待はしてなんだけれど、モデムのガイドランプがついているか確認したら点滅していた。昨日のあの接続はなんやったのか。土曜にはプロバイダの担当者が見に来るので、それまでは辛抱。
 藤井青銅「『日本の伝統』の正体」(新潮文庫)読了。いわゆる保守派の人たちが「伝統を守れ」と言うている事柄は、だいたい江戸末期か明治時代に始まったものが多いということをいろいろな文献から示していく。中には戦後や昭和の終わりに「伝統」の衣装を着て登場したものもあったりなんかする。著者によると「伝統」というものは本人を入れて三世代くらいの間で作られていくものなんやそうです。肩のこらない読み物にはなっているけれど、ここで読み手に突きつけられるのは何もかも鵜呑みにせずしっかりとその正体を見極める姿勢というなかなかに重い課題やね。
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