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黄色いアイリス [読書全般]

 今日も夏季特別休業。これで私の盆休みは全部消化されました。
 昨日の深夜アニメは数が少なかったので、朝食後はただいまNHKで集中再放送中の「人形歴史スペクタクル 平家物語」の再放送をまとめて見る。「第一部 青雲」全12回を一気に見てしまう。1993年放送ということで、ちょうど私と妻が結婚した年の放送。とてもNHKの人形劇を見ている余裕がなかったのですね。川本喜八郎さんの人形も、衣装から小道具、セットに至るまで、実に手のこんだもの。ストーリーは吉川英治の「新・平家物語」を原作にしている。これを早朝4時20分から2回分ずつ毎日再放送しているのですね。あっという間に録画がたまり、HDDレコーダの容量を圧迫してしまう。まずは私が先にまとめて見てしまい、後から妻が見て削除するという感じになるかな。
 その後はパソコンに向かい、それから読書。
 昼食後は午睡。私が寝ている間に妻は日帰り帰省。夕刻起きて、数日ぶりに外出。毎日食っちゃ寝してるのはいかんので、近くのコンビニまでタバコを買いがてら少しばかり歩く。帰宅後、ラジオでナイター中継の最初の10分だけを聴き、それからテレビに切り替え。今日はカンテレの放送で、6時すぎから9時前までの中継。テレビの放送時間が終わり、ラジオに切り替えたくらいに妻が帰宅。私はそのまま寝床でラジオ中継を最後まで聞く。ええ場面はDAZNで補う。
 試合終了後、少しばかり読書。
 アガサ・クリスティー/中村妙子・訳「黄色いアイリス」(ハヤカワクリスティ―文庫)読了。一定の期間に書かれた短編をまとめた短編集。したがって、ポアロ5編、パーカー・パイン2編、ミス・マープル1編、ホラー短編1編となんかごった煮の感じがする。パーカー・パインに関してはこの前読んだ創元推理文庫に収録されているので訳を違えての再読という感じになった。やはりシリーズものはまとめて読んだ方がよいね。ハヤカワ文庫版やとばらけて読まんならんからね。一応目当ては「ミス・マープルの思い出話」で、これは人間の心理の隙をついたトリックでなかなか面白かった。ポアロものでは表題作「黄色いアイリス」が容疑者を引っ掛けて犯罪をバラしてしまう手口が面白かった。ポアロに関しては出来不出来のばらつきがあって、ポアロものが好きな人はそれでもええのかもしれんけれど、ね。
 マープル読みたさに読んでみたんやけれど、マープルものの短編は他の短編集にもばらけて収録されていたりするので、できたら日本のオリジナル編集でポアロはポアロ、マープルはマープルとまとめてほしいところですね。パーカー・パインは創元推理文庫版みたいにまとめて再編集することができてるんやから、ポアロやマープルでも不可能やないはず。クリスティーが大好きという方はともかく、まだ読んだことがないので手始めに短編集から読み始めようなんて考えている方にはあまりお勧めできません。
 ちなみにホラー短編はあまりにも不出来。クリスティーは幻想的な話はあまり得意やなかったんやろうと感じた。

 8月21日は「たちよみの会」例会の予定です。ただし、新型コロナウィルス感染症第7波真っ最中なので、今月も13:00~14:30の短縮版で行いたいと思います。ご参加お待ちしています。

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