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スポーツとしての相撲論 [読書全般]

 今日は定休日。朝は少しばかりアニメを見てから、「平家物語」の今朝放送された「栄華編」を見る。頼朝の出兵から富士川の戦いまで。明朝はまた2回分放送される。今後は見られる時に少しずつ見ていくことにしよう。なんで今ごろ「平家物語」の再放送なんてやるんかなと思うていたら、ちらりと北條義時が登場した時にピンときた。「鎌倉殿の13人」との連動企画なのかもしれんな。あとはアニメの「平家物語」に対抗して、昔我らもこんなすごいの作ってたんやぞ、とかいうプロデューサーがいたりとか。
 パソコンに向かうた後、無性に眠くなり、昼食前に少し寝る。昼食後、少し本を読んだりしたあと、午睡。
 夜はBS日テレでナイター中継を見る。西勇がジャイアンツ打線を完封。見どころは1点リードのみで迎えた8回表の西勇の打席。完封目前なので、2球目までは打席の後ろに立って全く打つ気を見せずにいて、3球目に相手投手のクロールが安心して甘い球でストライクを取りにくるところを狙い撃ちしてヒットで出塁。この回の先頭打者やっただけに、これは効いた。この回タイガースは3点入れて勝利を確定させた。この駆け引きこそプロの妙味。高校野球では見られんプレーですね。高校野球やったらこんなことをしたら審判に注意されるかも。
 西尾克洋「スポーツとしての相撲論 力士の体重はなぜ30キロ増えたのか」(光文社新書)読了。著者はネットのスポーツ専門ブログ出身のライター。記者出身やない新鮮な視点で相撲を見てくれてるんやないかと期待して読んだ。内容は、相撲を見始めた人からよく聞かれるような質問を30問用意し、それに答えるという構成になっている。「白鵬がこれほど長い間、これほど強い理由を詳しく知りたいです。いくらなんでも強過ぎませんか?」なんていう感じ。どう答えているか興味深く読んだけれど、身体的要素、技術的要素、精神的要素が他の力士より上回ってるから、というような回答になっていてがっかり。もっと新鮮な、あるいは奥深い回答を期待していたのになあ。というわけで、30問ほとんどが常識的な範囲での回答におさまっていた。まあ、入門書としてならこれでもええか。ならばタイトルを「スポーツとしての相撲論」なんてのにはすべきやなかったと思う。「初心者のための相撲Q&A」としておくべきやった。実際、「スポーツとしての相撲」など一切論じてへんしね。不遜かもしれんけれど、この程度の内容なら私に書かせてほしかったと思うくらい。冗談抜きで。これならば、著者がライターになるきっかけになった幕下力士に関するブログを一冊にまとめた方がよかったんやないかと思う。私なら、そちらが読みたい。相撲を見始めてあまり間がないという方にはお薦め。コアなファンには物足りないと思う。

 8月21日は「たちよみの会」例会の予定です。ただし、新型コロナウィルス感染症第7波真っ最中なので、今月も13:00~14:30の短縮版で行いたいと思います。ご参加お待ちしています。

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