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眼鏡と裸眼の使い分け [読書全般]

 降ったりやんだりしながら、夕刻には青空。体がだるいのは天候のせいもあるやろう。出勤時、行きの車中で野上弥生子「秀吉と利休」を読了。秀吉と利休の複雑な思いをはらんだ関係が微に入り細を穿つように描かれていて読み応えがあった。なにぶん古い作品なので漢字の使い方など現在の表記とは違うところも多く、読み慣れるまでちょっと引っかかったけれど、慣れてきたらぐいぐいとひきこまれるように読めた。しかしなあ、「気性」と書くところを「気象」と書かれていたりすると、やっぱりそこでけつまずいてしまうなあ。
 帰路はT・M・ディッシュ「人類皆殺し」を読み始める。「秀吉と利休」とも前任校の図書館の廃棄本で、かなり古い本なので字が小さい。昔はこんな小さい字の本を読んでいたのですね。もっとも、私は近視なので、眼鏡を外した方が本はくっきりと読める。目が悪いのは長年ハンデやったけれど、意外なところでメリットがあるものですなあ。
 ただし、目的の駅についたところで眼鏡(新調した遠近両用のもの)をかけて歩くと、最初はちょっとばかりピントが合いにくいのが難点か。
 ちなみにパソコンに向かう時は以前から使用している老眼鏡を使う。これは遠近両用では長時間へんな体勢を取らねばならんので、普通に老眼鏡でよいのです。これに炎天下用の度つきサングラスを加えると3種類の眼鏡と裸眼を状況に応じて使い分ける形になる。こういうのはこの歳にならんとわからんことやったねえ。

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