解説と次期監督

　大相撲小言場所「秋場所をふりかえって～白鵬休場で、鶴竜が混戦制す～」を更新しました。

今日は腹具合が悪かったりなんかして、ひたすら休養。
　午後はデーゲーム中継、夕刻は相撲中継をそれぞれ録画で見る。
　昨日の鶴竜の相撲について、北の富士さんは一言「恥も外聞もなく勝ちたいんだろうねえ」と評して、それ以上は語らず。なにやらあきらめたような感じかな。そやけど、協会に気を遣うことなくはっきりとものが言える立場にある北の富士さんの存在は大きいですよ。昔は玉の海さんがそういう役割を果たしてはったけれど、そのあとの緒方さん、若瀬川さん、出羽錦さんはそこまでズバリと直言するタイプやなかったしねえ。
　解説といえば、昨日と今日のタイガースの試合の解説は、スポーツ紙から「次期監督」と候補に挙がっている金本知憲さん。こういう微妙な時期やから、肝心なところはタッグを組んだ赤星さんや広澤さんに振ったりしていたねえ。
　ただ、ずっと金本さんの解説を聞き続けて感じているのは、コーチとしては呼びたいと思うても、監督としてどうかなあというところやね。戦術について語れても戦略については語ることがほとんどない。どういうビジョンがあればタイガースが強くなるのかという話は金本さんの口からは聞いた記憶がない。
　それならば矢野燿大さんの方がかなり長期的なビジョンで語ることもあるし、どちらかというと矢野さんの方が監督候補としてはふさわしいんやないか。
　けっこう解説で何を語っているかというのは重要で、タイガースの試合をほとんどすべてというてもええほどテレビとラジオで観戦している私としては、来季の監督ならばチーム事情を内部から見て説得力のある解説をしている掛布雅之さんが適任と思うんやけれどね。若返るなら矢野さん。もしくは外部招聘で元スワローズ監督の古田敦也さんもありと思うているんですが、いかがでしょう。