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さいはての島へ [SF]

 お山の学校の文化祭を明日に控え、今日は準備日。私は担任があるわけでなし、だしものを企画しているわけでなし。というわけで、保健委員会の展示のお手伝いを少しと、ゴミ捨て場の立ち番が2回あっただけ。後は仕事部屋にこもって授業準備やの事務作業やのをたっぷりと。本番の明日もそんな感じで終わりそう。
 ゴミ捨て場の立ち番をしていたら、生徒は来なかったけれどカラスと蚊はよう来た。季節はずれの蚊にかまれ、かゆかった。仕事部屋に戻ってからメンソレータムを塗る。メンソレはすごいよ。かゆみが止まるよ。かゆみ止めをわざわざ買わんでもええよ。万能薬とは言わんけれど、擦り傷切り傷だけやないのです。
 定時に退散。バスに乗っていたら、運転手さんが電車が人身事故の影響で運行を中止していることを告げる。大回りになるけれど、別の路線までそのままバスに乗り続けてもよかったんやけれど、「このバスは振り替え輸送の対象ではありません」などと言うもんやから、とりあえずいつもの駅で降りる。駅の外で一服つけたり、改札が開いたので早めに電車に乗ってずっと座って発車を待ったり。いつも乗る電車より50分ほど遅れる形でなんとか発車。ただ、途中の駅で停車したまま待ってたり、私の降りる駅の手前で「信号待ち」でかなり長いこと停止したり。1時間くらい遅れて帰宅。
 仕事はあまり疲れなんだけれど、帰宅するのに気疲れしてしもうた。帰宅してからはプロ野球CSの中継をちらちらと見たり、サンテレビ「熱血!タイガース党」を見たり。セ・リーグはカープがしごく当然のように3連勝して日本シリーズ進出。まあ5割を切った3位のチームが独走した優勝チームにかなわんのは当たり前で、順当な結果になってよかった。パ・リーグはホークスが勝ってタイとする。こちらはシーズン終わりまで優勝争いをしていた相手やから、それくらい拮抗した勝負になってもおかしくないか。
 アーシュラ・K・ル=グウィン/清水真砂子・訳「さいはての島へ ゲド戦記3」(岩波少年文庫)読了。前半の三部作完結編。大賢者となったゲドが若い王子とともに黄泉の国まで旅をする。スタジオジブリ製作のアニメの原作にもなっている巻やけれど、やはり単発で1作だけアニメ化というのは原作者に失礼であるよな。
 とにかく重苦しい。死線を超えるという経験をする若者が、その尋常ならざる試練を切り抜ける物語ですね。「言葉」「名前」がキーワード。正しく発せられる言葉のみが世界を動かすというのが作者の言いたいことなのかなと感じた次第。そして、時を置いて書かれた後半に物語は続くのであります。

 10月21日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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