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日曜らしくない日曜 [日常生活]

 本日、日曜出勤。午後に行われるオープンスクール(学校説明会)に合わせ、授業公開(いわゆる授業参観ですね)を午前中にやって、中学生に生の授業を見てもらおうということやそうです。そういう日に授業があるときつい。無用な緊張を強いられる。幸い私は時間割に授業なし。玄関口での受け付けの当番があたっていたので、いわばそのために出勤。空き時間は奨学金業務、教材作成などにあてる。午後からのオープンスクールは何もあたってなんだので、休暇をとって早退。
 午後3時ごろには帰宅して、午睡。夜は日本シリーズは見ずに、通常なら午前中に見ている土曜深夜のアニメを妻といっしょに見る。「仮面ライダー」や「戦隊」も見てしまう。これらを見んと、今日が日曜やという実感がなくなるのです。朝食時にも土曜深夜アニメを見たりしたけれど、通常やったらだらくさしながら見ているものを、出勤時間に合わせて分刻みで見たりしているもんやから、なんか変な具合ですね。
 明日は月曜日か。実感がわかないなあ。もっとも明日以降も授業公開は続く。なんと残り2日間の公開授業は10コマもある。入れ替わり立ち替わり見に来られたら落ち着かんなあ。
 アーシュラ・K・ル=グウィン/清水真砂子・訳「帰還 ゲド戦記4」(岩波少年文庫)読了。第2巻「こわれた腕環」に登場した少女テナーが主人公。でも、テナーはもう成人した子どもを持つ母親で、殺されかかった少女テルーを助け、第3巻「さいはての海へ」で力を使い果たして帰ってきたゲドと再会する、というお話。前作から10年以上離れて書かれた物語なんやけれど、時系列では第3巻の直後の話。実はこれが問題で、物語のトーンが変わってしもうているのですね。確かに「言葉」というものが軸にはなっているんやけれど、巫女として育てられたテナーが大人になって市井の平凡な生き方を選ぶけれども、醜くやけどをおったテルーの行く末を考えるうちに女性の自立について考えるようになり……と、フェミニズムの色濃い話になっていて、私のように間をおかずに読んでいる者はちょっと戸惑うてしまうのです。結末も含めて語られていない部分も多いし、もしこのシリーズがこれで完結していたら蛇足やないかと思うてしまうところ。シリーズものを再開するというのは難しいことやねんなあと感じた次第。

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