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ジャイアンツを選ばないFA [プロ野球]

 昨日は10月下旬並み、今日は12月上旬並みの気温やそうです。朝から寒いと思うた。体がついていかれへんやないですか。というわけで、お山の学校でも教室に暖房を入れておりました。放課後は昨日の続きの作業。ストーブをつけて適度に室温を調整しながら、ぼちぼちと。定時に退散する。
 帰宅してすぐに録画した相撲中継を見る。幕下の照ノ富士が6連勝。13日目に全勝をかけて對馬洋と対戦する。いよいよ関取復帰か。幕内では白鵬が難なく竜電を退け、1敗の朝乃山と2敗の貴景勝が追うという展開。白鵬がかつての横綱相撲に戻ってきた。こうなると強いぞ。
 スポーツ紙では、FA宣言をしていたマリーンズの鈴木選手がイーグルスへ、イーグルスの美馬選手がマリーンズへ移籍するとか。交換トレードみたいなもんですな。ここにまた「人的補償」が加わるからややこしい。ところで、両選手ともジャイアンツがかなり熱心に誘っていたようですね。条件面ではマリーンズやイーグルス以上のものを出していたように、スポーツ紙には書いてあった。
 時代は変わったなあ。これまでならジャイアンツが出てきたところで他のチームはあきらめんならんような状況やったのに。同じパ・リーグで続けていく方がやりよいということか。あるいはここ数年、パ・リーグからジャイアンツにFA移籍した選手が結果を出せんのを見ているからか。ライオンズから行った野上やホークスから行った森福が、一軍でほとんど投げず、森福のように戦力外通告をされているのを見ていたら、二の足を踏むのも当然か。
 というわけで、残るFA選手はホークスの福田だけになったけれど、もうすでに他球団と話はすんでいるからなあ。FA戦線全敗となると、ジャイアンツとしては初めてくらいのことなんやないかな。「FA宣言する選手がいたら、当然ジャイアンツは手をあげないといけないでしょう」などとFA選手を全部かっさらって当然みたいな発言をし、「人的補償はやめてほしい」と入団するのは当然であるかのような口ぶりやった原監督。まさかマリーンズやイーグルスに後れをとるとは考えてもみなんだことやろう。
 そう、時代は変わった。あこがれのジャイアンツのユニフォームを着て、期待に押しつぶされるくらいならば、自分の働きどころがあるチームに行くという時代になったのです。やっとFAが本来の趣旨にあったものになってきたシーズンとして、今年のFA戦線は特筆されるようになるんやないかと思う。

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朝のエスカレーター [日常生活]

 朝、出勤途中、地下鉄の乗り換え駅でエスカレーターに乗る。私は体力温存のためにエスカレーターでは歩かへんのやけれど、必ず右端に寄って歩く人の道をあけるようにしている。そうせんと乗り継ぎがうまくいかん人もいてるのでね。たいていの人は朝は急いでいるのでエスカレーターでも歩く。そやからたいてい止まっているのは私だけになる。ところが今朝は、私の前に年配のご婦人が道をあけずに真ん中に立ってはった。旅行に行くのか、カートを持ってはる。そこへ後方から若い会社員らしき男性が急いで駆けあがってきた。むろんご婦人の立っているところで止まることになる。
「すみません」
 男性は恐る恐るという感じで道をあけてほしいのでご婦人に声をかける。するとご婦人は怒ったような口調で「エスカレーターは歩くもんやない! 歩くんやったら階段を使いなさい!」といい放った。正論ではありますけれど、早朝の通勤時なんやから、一刻でも早く乗り換えたいという男性の気持ち、わかるんですよねえ。ただ、ご婦人の迫力に負けて、その男性は反論もせず少しいらつきながらもエスカレーターが昇り切るまで待ってはりました。
 エスカレーターが昇り切り、ご婦人は悠然と歩く。男性は待ちかねたとばかりに走って乗り換える電車のホームに向かう階段を駆け下りていく。私が階段を下りる時に、ホームにたどり着いた男性の後ろ姿が見えた。気の毒に、エレベーターを駆けあがってたら行ったばかりの電車に乗れてたやろうに。あと5~10分は待たんなんぞ。朝の5分はけっこう大きいのですよ。
 ご婦人は正論を吐いて気分がよかったかもしれんけれど、朝の通勤電車に乗る者と、旅行のために移動する者とでは明らかに別ルールで動いていると思うのですね。毎朝同じ時間に同じ駅で移動している者にとっては、くだんのご婦人は異世界から来た邪魔者みたいなものやね。朝の通勤時の正論は、エスカレーターで立ち止まる者は歩く者のために道をあけるというものやと思うんやけどねえ。まあ朝から無用のいさかいは避けたい小市民である私は一切口をはさまなんだのですけれど。
 昨日ほど睡魔と闘わんでもよくなったけれど、短縮授業で午前の授業が終わり、昼食をとったあとは緊張感が解けてややぐったり。それでも今週のように時間に余裕のある時やないと集中してでけん作業を定時までに一気にしてしまう。で、定時に退散。
 帰宅後、録画した相撲中継を見る。輝が照強に一方的に敗れ、1敗の白鵬を追う2敗力士は朝乃山だけになった。かというて3敗力士たちにもまだまだチャンスはある。あまりレベルの高い優勝争いやない感じではあるけれど、貴景勝や御嶽海が白鵬との対戦でどれくらい思い切って当たっていくんか、ですね。

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白銀の墟 弦の月四 [読書全般]

 今日は一日ずっと眠かった。なんとかひとコマだけの授業時だけはテンションをあげて乗り切ったけれど、授業が終わったらまた睡魔との闘い。放課後、やっと目が覚めてきて積み残した仕事を少しばかりこなしたけれど、ここまで眠いのは最近にはなかった。鼻の調子が悪く、鼻ポンプの送りこむ空気がきつくて夜中に何度か目覚めてしまい、熟睡でけなんだのかな。気温が高めで冬仕様になりつつある体のホメオスタシスなるものの調子が悪かったのかな。
 帰宅後は録画した相撲中継を見る。1敗の白鵬を追うのが2敗の朝乃山と輝。こういう時の白鵬というのは横綱の責任を果たそうとするから負けへんのやなあ。今日も琴勇輝の横面をひっぱたいて勝っておった。それよりも今日の好取組は貴景勝と北勝富士の一番やった。往年の富士桜と麒麟児を思わせる激しい突き押しの応酬で、最後は貴景勝が判断よく突き落したけれど、すさまじい相撲やった。こういう一番が見られたらその日はもうそれでよろしいな。
 小野不由美「白銀の墟(おか) 弦(くろ)の月 四 十二国記」(新潮文庫)読了。戴国の変事もついに解決。驍宗が自力で鉱山の縦穴から脱出するけれど、偽王阿選にとらわれ公開処刑に処せられることになる。はたして李斎たちは驍宗を救い出すことができるのか。その時泰麒が取った行動は……という展開。ここまで3冊を費やして引っ張ってきたのに、驍宗が現れると一気に物語が進む。いや、最終巻なんやから進んでもらわんと困るんやけれど、一巻と二巻のじれったさはなんなんやったんやというくらいあっけなく解決していく。予想されたこととはいえ、バランスはよくないねえ。もっとも、三巻まで引っ張ってきた分、一気に片付くカタルシスを味わって、ということなのか。驍宗の動きをもう少し最初の方からちびちびと描いておいてくれたらええのに、なんか最終巻だけ違う物語を読まされているような感じがした。本当なら、ラスト以降のところももっと読みたいんやけれど、それはもうどうでもええのかな。やっぱりバランス悪いです。ともかく戴国のエピソードには一応けりがついたんで、他の国のエピソードは昔のように1年で1~2冊くらいのペースで書いていただきたいものです。まさかもう18年待たんとあかんとか、そういうことにはならんと思うけれど。

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低調な本場所 [大相撲]

 今日は「たちよみの会」例会。日曜日の朝は例によって深夜アニメと「プリキュア」「ライダー」「戦隊」の三点セットを見る。昼前に出かけ、疲れているので確実に座れる準急で上洛。例会には今月は古参会員Y氏が顔を出してくれた。ちょうど読んでいる「十二国記」についてかんたんにレクチャー。Y氏は所用で早めに席を立ち、私も30分くらいしてから早目の散会。丸善に行き、新書や文庫を少しばかり購入し、早めの夕食をとって帰阪。
 帰宅後、録画した相撲中継を見る。なんと土俵入りのあと、大関高安が突如腰痛で休場。支度部屋で急に痛んだんやそうな。Y氏と「つまらん場所やな」とというていたんやけれど、ますます土俵がさみしくなる。こういう場所もあるのだなあ。
 毎場所のように大関から関脇に陥落する力士が続出するなんてのも長年相撲を見てきたけれど、ほんまに珍しい。横綱は白鵬一人、大関は貴景勝一人の出場だけになってしまうなんてなあ。きっとなんとなく白鵬が優勝してしまうんやろうけれど。
 夕食後、大河ドラマ「いだてん」を見てからパソコンに向かう。疲れて眠いので、日記はここまで。相撲同様低調な日記になってしまいましたね。

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白銀の墟 弦の月三 [読書全般]

 今日は月例の京都の医者行き。ほんまは来週の予定なんやけれど、祝日のため1週くりあげとなった。朝から昨夜録画した深夜アニメを見、少し仮眠してから出かける。診療のあと薬を受け取り、その足で母の見舞いに。いよいよ来週頭には退院が決まり、何度も何度も「家に帰れるよ、よかったねえ」と声かけ。当初は3週間くらいで退院という予定が、父の入院もあり2ヶ月半の長期にわたった。それだけに母以上にこちらもほっとする。毎週見舞いに行くのが少し負担になりつつあったのです。それでも寂しがる母を何とか励ましたくて通っていただけに、退院できるようになったのは母にとっても私にとっても嬉しいことであります。
 帰宅後、午睡。夕刻起きてきて録画した相撲中継を見る。十両では勢に土。幕内では高安と御嶽海が連敗を止めた。白鵬は今日も危なげなく、この調子で後半戦も安定した相撲をとりそう。ほんまは白鵬を脅かす存在にならなあかん大関関脇陣がそろって不調なだけに、このまますんなりといくかもね。若手よ、がんばれよ。
 小野不由美「白銀の墟(おか) 弦(くろ)の月 三 十二国記」(新潮文庫)読了。偽王阿選が、いよいよ本格的に王位につこうと動き始める。これまで阿選が何もしようとしなかったために宮廷を我物顔に動かしていた張運が焦りはじめ、これまでないがしろにしてきた泰麒につこうとする。一方李斎は行方不明やった驍宗の居場所をつきとめる手がかりを得る。というところまでやっと話が進んだ。1~2巻の超スローペースに比べるとかなり動いたとはいえ、まだまだスローペースであることには違いない。ただ、回想シーンなどをはさんで阿選の驍宗に対する思いなどが明らかにされていくなど、物語の核心に触れる場面が増えてきたので、最終巻となる時間には一気に結末になだれ込むんやろうなあと予感させる。にしても、書き込みのバランスが悪すぎるなあと思わないではない。なにしろ18年ぶりの続巻やから、書きこむペースをつかむのに時間がかかったということになるのかもしれんなあ。そんなことを読み手に思わせてはいかんのやけれどね。ところで、ここまでで登場人物がかなり増えてきて、名前も覚えにくかったりするので、編集者は登場人物一覧を作るなどして読み手を助けてほしいですねえ。できれば各巻に前巻までのあらすじをつけるとか。何度も読み返すようなファンならともかく、私のように一度だけ読んで次にすぐ別の本を読むような読者にはその方がありがたいんやけれど。

 明日、11月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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だれかに話したくなる相撲のはなし [読書全般]

 今日は2年を除いて校外学習。2年は短縮授業で修学旅行の「結団式」。日曜には出発するそうな。というわけで、授業はなし。教材作成などをし、特に会議などもないので午後から休暇をとって早退。どうも風邪ひきがなかなか治らず寒いだるい眠い。管理職も「休める時に休みをとってください」と年休消化を勧めてくれたので、午後から早退。
 帰宅してすぐ午睡。やっぱり調子悪いんですなあ。爆睡する。
 夕刻起きてきて録画した相撲中継を見る。幕下ではもと大関の照ノ富士が3連勝。このまま一気にいけば来場所は十両に戻れるかもしれんぞ。顔つきに自信が戻ってきた。十両は勢が6連勝。この調子やと来場所は幕内に戻れるね、きっと。で、幕内は1敗で並んでいた炎鵬や正代、佐田の海ら、朝乃山らが次々と敗れ、1敗同士の取り組みでは白鵬が明生を瞬殺。というわけで、1日で白鵬だけが1敗でトップに立つということになってしもうた。高安は妙義龍相手に全く相撲にならず、解説の北の富士さんに「休場して怪我を治し、来場所10勝して大関復帰を目指せばいい」といわれる始末。貴景勝も玉鷲に押し出され、御嶽海は気力が感じられず連敗。これはもう白鵬独走かな。みんなしっかりせえよとテレビの前で歯ぎしり。夜はサンテレビ「熱血! タイガース党」を見る。秋季キャンプレポートで、山本昌臨時コーチへのインタビューなど。昌さん、このままタイガースのコーチにならへんか? ドラゴンズから話がないなら、いただいちゃいましょうよ。今から唾つけとこうや、ねえ矢野監督。
 十枝慶二「だれかに話したくなる相撲のはなし」(海竜社)読了。著者は長年相撲雑誌の編集長をつとめ、現在は「相撲」誌の手さばき執筆などで活躍中のベテラン編集者。相撲の歴史から現在の角界への提言などをコンパクトにまとめている。私の知っていることもあるし、初めて知ったこともある。例えば女性を土俵にあげんようになった理由は、不浄やからとかそういう理由やなく、江戸時代にあった「女相撲」を明治になって外国人が「女性が裸体で組み合うのは野蛮」というので禁止した名残であるとか。そやからわんぱく相撲大会で女の子が国技館の土俵に上がってもかまわんという提言もしている。物言いがついた時の協議で勝負審判が土俵上にタブレットを持ちこんで自分たちの目でビデオを確認できるようにしてみてはという提言など、相撲協会が常に革新的なアイデアを実施してきたという「伝統」にのっとってのものなので、説得力がある。また、稀勢の里が横綱にふさわしい力士であると著者は考えているけれど、その理由も明確にしていたり、三賞選考に関する提言なども私らファンの思いを代弁してくれていたり。長年大相撲報道に携わってきた著者ならではという一冊。こういう本を「相撲」誌を発行しているベースボールマガジン社ではなく実用書をなどを出している小出版社が刊行したというのはちょっと不思議ではあるんやけれどね。相撲ファンならぜひ手元に置いておきたい好著であります。

 11月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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サイコセラピスト [読書全般]

 お山の学校の近辺は下界よりも風が強く、寒い。明日からはマフラーを巻いて出勤しよう。仕事部屋も底冷えし、もうストーブは必須。今年もそういう季節になってきたのですね。
 授業のほかには、生徒指導がらみでほかの部署の先生といろいろと情報交換。週明けには生徒にお説教をせねばならんことになった。まあいろいろと仕事は入ってまいります。定時に退散。
 帰宅後は録画した相撲中継を見る。栃ノ心と若隆景が今日から休場。栃ノ心の大関復帰はならずということになった。高安は左が使えず連敗。御嶽海は一昨日の相撲でまぶたを切り、傷口が痛むのか思い切って立ち合いに当たることができず連敗。白鵬独走ということになるのかな。とはいえ白鵬も昔の彼ならず。炎鵬が初優勝なんてことになったら面白いんやけれど、無理かな。
 アレックス・マイクリーディーズ/坂本あおい・訳「サイコセラピスト」(早川ポケットミステリ)読了。夫を殺害したと思われる女性は心神喪失状態になり、精神病院に入院。彼女に興味を持っていた心理療法士がその病院に移り、志願して担当となる。一切口をきかなくなった彼女から、事件の真相を引き出すことができるのか。心理療法士はまるで探偵のように関係者に聞きこみを始めるが……。登場人物すべてが過去になにかしら精神的な傷を負っていて、それは主人公である心理療法士も例外やない。彼の場合は虐待。自分が心理療法士になることでそれを克服しようとし、愛する妻もできた。まず気になるのは彼が殺人容疑者の女性に何でここまで執着するのかというところ。容疑者と良好な関係を結んだかと思うと、その度にアクシデントが起こり、治療は何度も振り出しに戻る。それでも執念で真相にたどり着くわけやけれど、そこまでの過程が巧みに描かれていて、ぐいぐいと読まされる。いわゆる意外な結末が待っているけれど、謎解きが主眼やないから、パズラーのつもりで読んでたら、いささかアンフェアに感じさせる部分があったりして怒るやろうから、サスペンス小説というつもりで読んだ方がええぞ。とにかく出てくる人物はみんな病んでいるか何かに依存している。そやからと言うて人間の暗部をえぐりだしたりはしないのですね。そこは作者はあくまでミステリとして進めていき、読者をぐいぐいと引っ張っていく。作者は映画の脚本家出身で、小説はこれがデビュー作やそうです。確かに映画的ではあるなあ。実際映画化権の引き合いが多く、作者自身の脚本で映画化されるらしいです。次から次へと新事実が発見され、その度に事件の様相が変わっていく。そやから一気に読み進めたくなる。それだけの力を持ったミステリですね。たぶんここに出てくる病んだ人たちの様子は現代アメリカの縮図なのかもしれんなあ。そういう点でも実に興味深い一冊です。

 11月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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後暗い花見 [時事ネタ]

 鼻の調子が悪い。アレグラ錠を呑んでも鼻が通らん。仕事部屋で鼻をかんだら、青洟が混じっていた。アレグラ錠はアレルギー性鼻炎の薬やから、鼻の調子が悪いのは鼻炎やなく風邪ひきのせいらしい。昼に風邪薬を呑んだら鼻水がひいていった。内科で処方してもろうたアレグラ錠は置いておいて来春の花粉の季節に使用することにしよう。
 授業はひとコマだけやったけれど、教育委員会に提出する「いじめ事象」の統計報告の作成で空き時間はほとんどつぶれる。いじめと認定された事象の件数だけやなく、どう対応したかもこと細かに報告せんならんので、今年度前期に開いた「いじめ対策委員会」の記録をいちいち確認しながら表に数字を入れていかんならん。放課後は会議。次巻が来たので中断。提出締め切りまでまだ時間があるんで、続きは明日。これだけ神経を使うて報告しても、最終的には統計上の数値としてしか現れんのやと思うと、モチベーションが上がらんけれど、適当な報告をしてしまうと監査かなんかあった時に困るから、正確さが要求される。教員の働き方改革で通常の勤務時間を延長し、夏休みや冬休みの勤務時間を短縮するとかいうことが検討されているらしいけれど、それやったら通勤時間が1時間以内の勤務地に転勤させてもらわんと。お山の学校でこれ以上帰りが遅くなると、帰宅も遅くなり、相撲や野球を見ていたら睡眠時間が削られてしまうよ。なにが働き方改革ですか。
 会議はなんとか勤務時間内に終わり、定時に退散。帰宅してから相撲中継を録画で見る。白鵬は隠岐の海にかなりてこずる。やはり休場明けで土俵勘がなかなか戻らんのやろうなあ。高安は2敗目。北勝富士に対して自分の形になれず一方的に敗れたけれど、傷めている左ひじが全く使えてへん。カド番やから休むわけにもいかず、厳しい場所になりそうやね。
 相撲を見ていたら「総理と桜を見る会」は来年の春は中止にするとかいうニュース速報のテロップが入る。吉田茂から続いている会で、東日本大震災の年などくらいしか中止になってへん。そんな由緒ある会を招待客の選定基準が不透明やと追及されただけで中止にするということは、後暗いところがありますと表明しているということを宣言しているんやないですか。何も批判されるところがなかったらやればええんです。なんというかわかりやすい総理ですねえ。腹芸も寝技もでけん政治家ばっかりでおもろないぞ。「小説吉田学校」みたいなスリリングな政治ドラマはしんぞう総理のもとでは起こらんね。後世、「小説安倍晋三」を書こうとしたら、しょうもない選挙違反や失言大臣のエピソードとか、総理の幼稚な野次しか材料がないんと違うかしらん。

 11月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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Wヤング 平川幸男の死 [追悼]

 休み明けの火曜日は例によって授業ぱんぱん。放課後、やっと一息つく。来年度の人権講演会の講師の手配などをしてから、定時に退出。
 帰宅後、大相撲を録画で見る。今日は上位陣は危なっかしかったけれど、なんとか連敗は阻止。それにしても白鵬は負けた翌日にはなりふり構わず勝ちにいくねえ。朝乃山を張り手で止めて、しがみつくように寄り倒す。この執念があるから優勝回数も史上最多を記録したんやなあ。なんやかんやというても横綱ですわ。
 今日は結婚記念日。25年目ということで、まあ銀婚式ということです。特に大層な祝いはせず、寿司とスイーツでささやかな銀婚式。金婚式を祝う時はどうなっているのか。想像もつきません。銀婚式すら結婚した時には想像もしてなんだものね。これからも末長く二人でいられますように。
 漫才師Wヤング 平川幸男さんの訃報に接する。享年78。
 私が中学生のころ、Wヤング(第一期)の大ファンやった。とにかくおもろかった。ボケと突っ込みが入れ替わり、テンポよい会話で笑ってしまう。相方の中田治雄さんは途中で吹き出してしもうたりするけれど、それも笑いに変えてしまう。中田さんがぼけると、平川さんは直接つっこまずに、観客に向かって「ちょっと聞いたあ?」と振って、それが絶妙なツッコミになる。今の漫才師にはこの絶妙な間がない。かと思うと平川さんのボケに間髪をいれずに中田さんがボケをかぶせ、平川さんがさらにボケて、中田さんがつっこむと「えらいすんまへん」と平川さんがギャグで落とす。最後は昔の万歳でよくあったしゃれづくしを現代風にテンポアップしてすべてしゃれで会話。あんなおもしろい漫才はあのころ他になかった。やすし・きよしはやすしさんの不祥事などもあってまず漫才そのものができなくなっていたしね。でも、何かというとやすしさんのギャンブルネタに走るやすきよ漫才よりも漫才としての完成度はWヤングの方が高かった。
 西川ヒノデ門下で、西川ヒデオ・ヒデ若の名前でコンビを組み、Wヤングとコンビ名を変えた時はサックスとギターを持った歌謡漫才。その時分のころの録音などは残ってるのかな。どちらにしても受けず、漫才作家の足立克己さんなどのアドバイスもあって楽器を手放し、しゃべくり漫才に転向して、それが当たった。
 私は今でも代表作の「ああ結婚」「県名づくし」などのネタを鮮明に覚えている。カセットテープに録音し、聞きおぼえるほど何度も繰り返し流していたものです。父にせがんで京都花月に連れていってもらい、生で聞いた時は嬉しかったなあ。「タクシー運転手」ネタをしていた。これは「お笑いネットワーク」のアーカイブに残されていて、DVD化もされている。「ああ結婚」は残念ながらDVDにもCDにも収録されてへん。
 B&Bもツービートも目標はWヤングやったという。澤田隆治さんが「花王名人劇場」でメインに起用しようともしていた。それやのに、中田治雄さんの自殺でこの名コンビは解消となってしまう。どんなにショックやったか。当時の東京のワイドショーで司会の女性がコンビの写真を見て「どちらが中田さんですか」というたのもショックやった。あれだけ上方漫才界のトップやったコンビが、全国的にはほとんど知名度がなかったんやから。
 平川さんは幸雄から幸男に改名し、吉本新喜劇でチンピラ役をしていた佐藤武志さんと組んでWヤングは第二期に入る。このコンビの方が第一期よりも長くなったのは皮肉なことではあるけれど、第一期のしゃべくり漫才から、舞台狭しと走りまくるアクション漫才に変えていったのは、平川さんも佐藤さんも第一期と同じことをしてもあの頃の面白さにはかなわんことを自覚してはったんやと思う。70歳を過ぎてもエネルギッシュに舞台で動き回る平川さんの姿をテレビで見るたびに、逆に第一期のしゃべくりを懐かしく思うてしもうたのは失礼やったかもしれんなあ。
 80年代の漫才ブームの前に、最高のコンビがいたことを、私は忘れません。ダイラケは全盛期を過ぎていたし、いとこいの笑いはちょっと比較しがたいものがある。ここらあたりはわかる人にしかわからんと思います。
 謹んで哀悼の意を表します。

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短話ガチャンポン [SF]

作品展示館「運行中止」を更新しました。

 今日は土曜出勤の代休。いつもよりゆっくり目に起き、朝食をとりつつ昨夜録画した深夜アニメを見る。そのあと本の移動などをしてから少し寝る。妻が起きてきたので、パソコンで少しかきもの。早目に昼食をとる。
 食後、着替えて出かける。今日は母の見舞いに京都の病院に行く。どうやら退院できる体制が整いつつあるらしいので、こちらもちょっと安心。週末にはもう一度見舞いに行く予定やったけれど、うまいこといったら病院やなく実家に行くことになるかもしれん。
 阪急の特急で帰阪。帰宅後、午睡。
 夕刻起きて録画した相撲中継を見る。豪栄道が休場。横綱白鵬、大関高安と貴景勝、関脇御嶽海と栃ノ心がばたばたと敗れ、三役以上で勝ちっ放しは朝乃山だけということになった。特に白鵬は大栄翔にかちあげにいったけれどまったく効き目がなく棒立ちになったところを押し出されてしもうた。まさか明日から休場したりはせんと思うけれど。高安に勝った阿炎の殊勲インタビューに期待したけれど、さすがに場所前のインスタ事件の後だけにごく普通のやりとりに終わったなあ。ただ、「残り全部勝ちます」と辛うじてビッグマウスぶりの片鱗は見せてくれたけれど。
 眉村卓「短話ガチャンポン」(双葉文庫)読了。眉村さんを追悼するような気持ちで手に取った。4年前に刊行された全編書きおろしのショートショート集。眉村さんがあとがきで「老齢に入り込んでしまった作者の心象」と書いてはるけれど、確かに80歳を過ぎた人にしか書かれへん諦念を感じさせるものや、どこか突き抜けた目で社会を見ているようなところが感じられた。若い読者が読んでも、この感覚はわからんやろうなあ。50代後半の私の場合、30年後にまだ頭がしっかりしていたら、自分もこういう心境になるのかなあと思いながら読んだくらいやからね。そやからというて虚無的になるわけではなく、生きていることそのものを少し楽しむ風なのがいい。亡くなる直前まで長編を書いてはったということなんで、ぜひどこかから出してほしいものです。あと、各話に眉村さんによるカットがついていて、さすが若き日に「漫画少年」に投稿していただけのことはあるなんとも可愛らしい絵柄で、もし漫画家になっていたら、石ノ森章太郎さんや藤子不二雄さんたちのよきライバルになってはったかも、なんて想像してしまいました。

 11月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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