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太陽系最後の日 [SF]

 今日は新聞休刊日。コンビニで日刊スポーツを買う。1面の見出しに笑うた。「安倍首相は貴族か!」で、総理がSNSにアップした動画の写真をでかでかと載せている。外に出ないでゆっくり休んでくださいというようなニュアンスの動画らしいけれど、自粛自粛で苦しんでいる中小企業の社長や社員の気持ちを逆なでするように、優雅にコーヒーを飲んだり犬と遊んだり本を読んだりしている。いや別に、やりたいことはわかるけれど、あまりにも演出が下手くそで笑えてしまう。でもね、別に総理を擁護するわけやないけれど、言うならば「安倍首相貴族だ!」というのが正解。安倍寛、岸信介、安倍晋太郎と政治家一族に産まれ、政治家という家業を継ぎ、父の無念を晴らすために総理になった人ですからね。決して国民のために総理になった方やない。笑えこそすれ、怒りはないなあ。
 朝は曇っていたけれど、午前中から断続的に降雨。もっともデスクワークやから、あまり関係ないんやけれど。一日パソコンに向かい、防災袋に入れる生徒名簿の作成。定時には退出。
 帰宅後、読書。やっとこさ読みさしの本を読めました。アーサー・C・クラーク/中村融・編「太陽系最後の日 ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク1」(ハヤカワ文庫SF)読了。NHK「100分de名著」を見て、もう一度ちゃんとクラークを読んでみたくなったのです。で、ハヤカワ文庫もテレビ放送に合わせて増刷し、帯にも「100分de名著『アーサー・C・クラーク スペシャル』で紹介」と書かれています。こういう機会でないと増刷されへんというのがなんか辛いところですが。表題作をはじめとする初期の短編を収録。いずれも英国作家らしいシニカルな視線が貫かれているんやなあ。若い頃に読んだ時にはそこまで気がつかなんだ。ハードSFとしてのアイデアで、そのなんともいえん皮肉なテーマを表現している。これが晩年になるにつれてどうなっていくのか、テレビに合わせて「幼年期の終わり」から「楽園の泉」までぼちぼちと読んでいこうかなと思うております。

 今月の「たちよみの会」例会は、新型コロナウィルス流行のため、休会といたします。5月の例会が開けたら、そこでお会いしましょう。

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