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障碍者を支えるもの [教育]

 今日は午後から人権担当である私が責任者である教職員研修がある日。朝からプレッシャーを感じつつ、どんよりと曇った空を見上げつつ出勤。空き時間にプロジェクターやワイヤレスマイクなどを会議室に運びこむ。またこういう日に大学予約奨学金の決定通知が送られてきたりするんですよねえ。個別に配布していただけるように担任の先生に預ける。
 ひとコマのみの授業が終わると、すぐにおにぎりで昼食。食べている最中に生徒が何人か仕事部屋にやってきて、自分の分が配られてへんと言う。急いで名簿を確認すると、確かに申しこんでいるのに今回送付されてへん。別に書類不備があったわけやないし、全くもって不可解。学生支援機構に問い合わせておくと約束して、おにぎりを食べてしまい、一服つけたあと会場準備。
 講師は前任校の同僚と卒業生。卒業生は脳性マヒで全介助が必要。言語障害もきつい。それでも大学を卒業したあと、大学院に進み、今は博士課程という努力家であります。障碍のある当事者の体験談を職員に聞いていただくのが一番の研修と考えてセットしたんやけれど、聴きとりにくくても一所懸命語る講師の言葉を聞きとろうとみんな集中してくれていたのを見て、開催したかいがあったと確信。障碍者を支えるものは対等な人間関係にあるという講師の主張がちゃんと伝わったと思う。まずは今年度の大切な仕事をなんとか終えてほっとする。
 と、研修中に保護者から電話があったと事務室から伝言が。奨学金の決定通知が来なかった生徒の母親からです。すぐに連絡を取り、支援機構に問い合わせることを約束する。母親の不安がもろに伝わってきた。支援機構に何度電話しても話し中。全国から問い合わせの電話がじゃんじゃんかかっていると見た。とりあえず通知の来ていない生徒をリストアップし、FAXで支援機構に送付する。明日にはちゃんと返答がくるんやろうなあ。下請けの民間業者に丸投げをしているからこういうことになる。ええかげんにしてほしいですわ。
 少しだけ残業してから退出。同僚から柚子をいただいたので、妻に渡す。さっそく夕食の膳に使われておりました。ああ、ええ香りやなあ。もぎたての柚子の香りで、少しは疲れも癒えたかな。

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