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M-1グランプリ2019 [演芸]

 平日並みの時刻に起きてしまう。休みの日くらいゆっくり朝寝しろよ。とはいえ生活のリズムというのは一度できてしまうとなかなか変えられんものです。というわけで昨夜録画した深夜アニメから日曜朝の定番番組を見て、パソコンを立ち上げてかきものを少し。昼食後は午睡。疲れがたまっているのは確かで、夕刻まで午睡。
 夜はほぼリアルタイムで「M-1グランプリ2019」を見る。今年の上沼審査員はかなり甘口。とはいえ和牛に対してはかなり厳しい言葉を投げかけていた。確かに連続準優勝のコンビが決勝に残れなんで敗者復活というポジションでの決勝進出となったことや、何がなんでも優勝したいというようなハングリーさが見られなんだなあとは思うので、上沼審査員の言葉に納得はいった。ちょっときつすぎるかなあとは思うたけれど、期待の裏返しということやろうね。
 で、最終決勝に残ったのはミルクボーイかまいたちぺこぱの3組。実力からいうとかまいたちが順当なところやけれど、必ずしも実力通りに行かんのがこのコンテストの怖さ。その会場の空気をいかに自分のものにしたかというこの一点で優勝が決まる。今年はそれをつかんだんがミルクボーイやったということ。決勝と最終決勝に同じパターンのネタを持っていきながら、ただ単にコーンフレークとモナカを変えただけやなく、ネタのひねり具合を変えたのがうまかった。間の取り方やコンビのコントラストもええ感じで、こういうコンビが一気に頂点に立つのは嬉しい。かまいたちは決勝2位、最終決勝も2位。完成されている笑いはM-1では不利、なのかな。ミルクボーイとどちらが優勝してもおかしくなかった。ダークホースとなったぺこぱは予想外の健闘。キャリアも長く、いろいろと形を模索して今回の形に落ち着いたみたいやけれど、ネタの途中で「まだ迷ってる」と本音を垣間見せたのが効いたなあ。
 最後に4位に落ちてしもうた和牛は、ネタに新味がなかったけれど話芸は完成されているなあと。ただ、余裕があり過ぎてM-1に必要な「勢い」がなくなってしもうている。気にいったのはなんちゃって狂言風漫才のすえひろがりず。なんでもかんでも時代がかったものに変換してしまうネタはツボにハマったらなんともおかしい。オズワルドはいかにも東京漫才というすっきりしたもので好感がもてた。インディアンズ見取り図はパターンができあがって安定した笑いはとれる感じ。逆にからし蓮根は粗削りで未完成ながら勢いが確かにあった。ボケの天然ぶりとつっこみの強さで、来年には期待できるんやないか。ニューヨークの歌ネタは銀シャリの変形という感じなので、あれくらい話芸がないと厳しいか。ただ、冨澤審査員が「今年は最高に面白かった」というように、なんでこのコンビが勝ち残ったかと首をかしげるようなのが混ざってなんだ。例年1組は何か笑いを勘違いしているようなコンビが混じってるものなんやけれど。そしてバラエティに富んでいたのも今年の特徴かな。新しい笑いがどんどん出てきているという新鮮さのある大会でした。

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